R410Aに代わる冷媒、R32

2015年8月31日

 住宅用ルームエアコンの冷媒は、古くはアンモニアや二酸化硫黄などが使われていましたが、その後、空調機の性能の向上、環境問題などといった時代の流れとともに、特定フロン(CFC)⇒指定フロン(HCFC)⇒代替えフロン(HFC)という流れで冷媒が転換してきました。
 オゾン層の破壊の可能性という点では、代替えフロンへ転換することで効果がりますが、代替えフロンでも、地球温暖化への影響は大きく、例えばルームエアコンで使われることが多い冷媒「R410A」の場合で、CO2を1とした地球温暖化係数(GWP)の数値は、2090です。
 空調や冷凍などの分野の各機器は、冷媒と共に進化してきた歴史がありますが、このままルームエアコンでR410Aを使い続けても、環境対策としても不十分でエネルギー効率や機器自体の性能を向上させることも難しくなってきました。

 そのような頭打ちの状況の中、R410Aに代わる冷媒として、最近、注目されてきたのが「R32」です。
 R32はR410Aと比較すると、地球温暖化係数が、およそ3分の1といわれますので、環境絵配慮された冷媒です。

 その他の利点としては、異種の冷媒を混ぜ合わせる混合冷媒ではなく、R32の単一冷媒なので、再充墳などの取り扱いが容易。
R410Aと圧力域が同じなので、銅管や継手類などをそのまま使える。
エネルギー効率が良いなどといった利点が上がります。

 大手メーカー各社で、R32を冷媒にした新モデルのルームエアコンが多く市場に並ぶようになってきましたが、R32がR410Aに代わる冷媒として定着するのか、今後の動向が気になるところです。

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