HDビデオカメラ

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2014年3月31日

HDV方式
2003年9月に国内のビデオカメラメーカー4社が策定した規格で、既存の、DVやMiniDVカセットに、ハイビジョンの映像と音声が記録できる。これをきっかけに、ビデオカメラは主流だった標準画質のDVカメラから、ハイビジョン記録ができるデジタルハイディフィニションビデオカメラ(HD= High Definitionビデオカメラ)が普及するようになった。

映像記録方式:DHV規格で採用している映像圧縮の形式は、DVD-Videoと同じMPEG2Videoである。MPEG2 Videoは、DVからのDV圧縮方式よりも圧縮率が高い。そのため、MiniDVテープに記録する回転ドラムのテープ速度やトラックピッチはDV方式と全く同じでありながら、最大25Mbpsものビットレートで大容量の情報を記録できる。また、テープ速度とトラックピッチがDV方式と同じなので、60分テープにSPモードで60分の記録ができる。

HDV規格のHDビデオカメラは録画モードを選択することで、DV規格で記録することもできる。MiniDVカセットに、HDV規格とDV規格の映像を一緒に記録することもできるが、再生するときはHDV規格に対応したHDビデオカメラでないと再生できない。通常のDVカメラで再生するとHDV規格で記録した部分は再生できない。

映像記録フォーマット:HDV 規格の映像記録フォーマットには、「HDV 270F(プログレッシブ)」方式と「HDV  1080i(インターレース)」方式がある。

フレームサイズ:標準画質のDV規格のフレームサイズは720×480画素であるのに対し、ハイビジョンのHDV規格のフレームサイズは、「HDV720P」が1,280×720画素、「HDV1080i」が1,440×1,080画素である。つまり、HDV1080iの録画データ量は、DV方式の約4.5倍になる。なお、HDV1080iの1,440×1,080画素はアスペクト比で4:3だが、再生するときにHDビデオカメラ側で横方向の画素補間を行って映像信号を出力することで、1,920×1,080画素の16:9サイズにしている。

音声記録方式:HDV規格の音声圧縮形式は「MPEG1 Audio LayeryⅡ」を採用している。サンプリング周波数は16bit/48kHz、ビットレートは384kbsで、音楽CDと同等の音質である。

再生の接続:HDV規格のHDビデオカメラで撮影した映像をテレビに映し出すときは、HDMI端子やi.LINK端子で接続すれば、ハイビジョンで映像と音声を一本のケーブルで伝送することができる。i.LINK端子で接続する場合は、接続先のテレビやレコーダーのi.LINK端子がHDV規格に対応しているかを確認する。接続先のi.LINK端子がDV規格にしか対応していない場合は、HDビデオカメラ側でDV規格にダウンコンバートして出力できるが、当然ながら画質は標準画質になる。また、D3~D5端子やコンポーネント端子(Y/Pb/Pr)で接続してもハイビジョンで楽しめるが、この場合は別途、音声端子を接続する必要があるので注意する。

他メディアへのコピー:HDV規格のHDビデオカメラは、i.LINK端子(HDV)端子を搭載するBlu-ray Discレコーダーと接続してBDメディアにコピーすることができる。i.LINK端子(DV)端子を搭載するハイビジョンDVD/HDDレコーダーと接続してDVDディスクにコピーすることもできるが、この場合は標準画質になる。

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