1-2電気設備の分類と役割とは

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2014年3月12日

電気は私たちの暮らしの中で具体的にどのような役割を果たしているのでしょうか。

例えば、蛍光灯や白熱灯、LEDランプなどは電気を光のエネルギーに変えることで、照明という機能を果たしています。

電気ストーブやハロゲンヒーターは電気を熱のエネルギーに変えることで、暖房(エアコン)と言う機能を果たしています。

クーラーや冷蔵庫の場合は、暖房とは逆に、何かを冷やす為に電気を使っています。

エアコンや冷蔵庫の中では冷媒(熱媒体となるアンモニアやフロンなど)を圧縮する為にコンプレッサーを使ったり、放熱や空気循環のためにファンを使ったりします。電気はコンプレッサーやファンを動かすために使われているモーターを回すエネルギーとして使われます。モーターが電気を運動エネルギーに変えているのです。
このように、照明器具や冷暖房器具などでは電気は「エネルギー」という役割を果たしています。

糸電話を作った経験はあるでしょうか。糸電話は糸を振動させる事によって音声信号を伝達しています。糸電話の糸の代わりに電線を使い、糸の振動の代わりに電気の振動を使えば、糸電話と同じように音声信号を伝達する事ができます。これが電話の原理です。電話は音声という情報を伝達するための手段として電気を使っているのです。

インターネットでも情報伝達のための手段として電気をつかっていますし、パソコンの中でも、さまざまなデータや電気信号で処理されています。

パソコンや電話のような情報機器や通信機器では、電気は「情報伝達のための信号」という役割を果たしています。建物内の電気設備の中では、インターホンや防犯設備などでも、電気を情報伝達のための信号として使っています。

以上のように、電気というものは大きく分けると、エネルギーとして使われる場合と、情報伝達のための信号として使われる場合があります。

一般に電気をエネルギーとして使う分野は「強電」、電気を情報伝達のための信号として使う分野は「弱電」と呼ばれています。

電気をエネルギーとして使う照明器具や冷暖房機器、これらの機器にエネルギーとしての電気(電力)を供給する為の設備を「強電機器」とか「強電設備」と呼びます。

それに対して、電気を情報伝達のための信号として使う電話や情報通信機器、情報伝達に使われる設備を、「弱電機器」とか「弱電設備」と呼びます。

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