高気密・集合住宅設備の機種選定

2014年11月6日

インバータ型ルームエアコは、運転開始時は圧縮機の運転周波数を最大に上げ高能力で運転する機能を持ち、部屋の暖冷房設定温度に早く到達する。その後は、圧縮機の運転周波数を下げ、部屋の負荷や設定温度に見合った暖冷房能力で運転するので、消費電力も少なく省エネルギーとなる。

高気密・集合住宅設備の機種選定

 負荷計算からルームエアコンの定格冷房能力を選定
部屋の面積から計算した暖冷房負荷をもとに、ルームエアコンの機種の選定を行うと、以下のようになる。

居間・食堂  室面積23.4㎡ 冷房負荷2.3kW 選定機種冷房能力1.2×2台
和室        11.9㎡     1.2kW       1.2または2.2
洋室(バルコニー) 10.6㎡     1.1kW         1.2
洋室(通路側)    7.7㎡     0.8kW         1.2
洋室(吹き抜け側) 10.5㎡     1.1kW         1.2

以降の機種選定の手順としては、前述した一般・集合住宅設備の場合と同様である。冷媒分岐多室型ルームエアコン方式とダクト式セントラル方式の選定については、次項の選定方法と特徴について説明する。

温水式床暖房
 温水式床暖房については、別で詳しく述べており、ここでは機種選定として床暖房の設計手順について述べることとする。

 床暖房を敷設する部屋の暖房負荷を算出
本書のモデル住戸において、居間・食堂に温水床暖房を敷設する場合を例とする。
●部屋面積を算出  居間・食堂:23.4㎡
●床暖房敷設率   集合住宅:60%
●床面30℃時の単位面積当たり放熱量:116W/㎡{100kcal/h・㎡}
居間・食堂の放熱量は
23.4(部屋面積)×0.6(敷設率)
=1629W(放熱量){=1404kcal/h}
となる。

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