霜取り(除霜)運転

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2015年1月8日

霜取り(除霜)運転
 ヒートポンプの室外機は空気の熱を吸収する役目があるたて、室外機の蒸発器の蒸発温度は外気温度より低くならなければならない。外気状態が図7.27の場合は室外機に着霜すると暖房能力が低下いし室内は暖かくならないので、このような状態になった時は除霜しなければならない。ヒートポンプ式エアコンの除霜にはタイム式でフロストサーモ(自動除霜装置)が用いられている。

 このデフロストサーモは感熱部が室外熱交換器に接して取り付けられており、暖房運転中に外気温度が低下して感熱部の温度が0℃以下になると、ダイヤフラムの内圧が下がり、接点を動作させ四方弁と室外ファンの回路を開き、冷媒の流れを逆転させて高温のガスを室外機に通して付着した霜を解かす。除霜時間を通常3~10分程度要し、除霜運転中、室内機のファンは停止する。
外気温度が低下して暖房能力が低下した場合、それを補うためのヒータ(600W~1.5kW)を取り付ける場合がある。最近はノンストップ方式といって、暖房運転をしたままでホットガスを一部室外機に流して除霜する方式が用いたれている。

エアコンの故障診断と修理
 故障場所を大別すると、リモコン、室内機、室外機と信号線に分けられる。
 電子回路を採用した最近のエアコンは、故障表示がリモコンに出る場合とでない場合がある。(故障表示については、8・3節にまとめて記載する)。
 電気回路や故障記号は、メーカーによって異なるが、ここでは一例として説明するので、参考にしていただきたい。
 まず、元電源のナイフスイッチを入れる(電源電圧は、定格電圧であること)。

室内ファンが回らない
・リモコンのチェックをする
リモコンの送風切り換えで表示が急・強・弱と切り換らない→リモコン不良
・送風、冷房運転状態で室内ファンが回らない
リモコンが正常に表示(動作)するとき、次の順序で調べる。

・モータの各端子電圧調査で200Vが来ていない場合(リモコンを急・強・弱と切り換え、確認のこと)→室内プリント板不良
・室内機プリント板からFMIに行くコネクタを抜いて、各端子の導通を調べる。両方とも導通の無い場合→モータ断線

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