電気主任技術者は電気事業法で定められている資格

2014年3月20日

電気主任技術者は電気事業法で定められている資格で、前出の建設業法で定められている主任技術者とは別物です。

キューピクル(高圧受変電設備)がある建物や施設では、電気設備の維持管理のために電気主任技術者を選任する必要があります。選任された電気主任技術者は、キューピクルの定期点検などを行います。

一定規模以上の建物や施設では、電気工事の際も、電気主任技術者が監督しなければなりません。

例えば、企業が持つビルや工場などでは、その企業の従業員の中で電気主任技術者の資格を持つ者を電気主任技術者として選任することになります。資格を持つ従業員がいない場合には、外部の電気主任技術者に業務を委託することになります。外部に委託する場合、個人で開業している電気主任技術者に委託するケースのほかに、
電気主任技術者の業務を受託する機関である電気保安協会に委託するケースもあります

機器マーカーの技術者建物や施設の電気設備では、設計する技術者、工事する技術者、管理する技術者が主な関係者ですが、このほかに、電気設備機器メーカーの技術者も深く関係しています。

例えば、非常用発電設備や防災設備などでは、それぞれの機器メメーカーの技術者が詳細な仕様を検討したり、備え付け工事や試運転調整などを行ったりします。

個々の機器の詳細な仕様や設置方法などについては、メーカーの技術者でなければわからないことがたくさんあるのです。

多くの技術者の協力で成り立つ電気設備

機器メーカーの技術者は、電気設備を設計する技術者から建物規模や用途、必要機能などの情報を得て、機器を選定したりシステムを組んだりします。
電気設備を設計する技術者は、聞きメーカーの技術者からの機器の情報を得て、他の機器との接続方法を考えたり、設置場所や配線経路を検討したりします。
工事する技術者は、設置する技術者からの情報を得て、工事の施工方法を考えたり、資材を手配したりします。
場合によっては、工事する技術者のほうから設計する技術者に設計内容の変更を提案することもあります。

このように、多くの技術者が関わり、お互いに協力し合い、知恵を出し合って、電気設備が成り立っているのです。

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