雨水で緑を育て、打ち水に利用貯水6トンで災害に備える
2015年12月3日
小さな屋根で家庭で使う水の二割をまかなう
私の家では屋根に降る雨を貯めて、植木への水やりやトイレの流し水、メダカの鉢の水、夏の打ち水に使っている。家で使う水の約2割を雨水で賄う。
玄関扉のちょうど真下に、約6立方メートルのコンクリート製エアコン水槽が埋まっている。家庭用浴槽にすると、約40杯分の雨が入る。上から見れば3畳分くらいの大きさだ。深さは約1メートルある。
とにかく雨は驚くほどたまる。夏には雷雨があれば、一時間くらいで推移が約20センチ上がる。けれども、雨を受ける屋根が大きい訳ではない。雨を集める屋根と三階のベランダとの合計面積は、約35平方メートルだ。東京都の一戸建ての平均屋根面積が約60平方メートルなので、その6割もない。それでも十分に貯まる。
私は毎日、どのくらい貯まっているのかを見ている。目をやるのはボールペンくらいの太さの金属棒だ。水槽の水面には金属棒付きの「浮き」が入れてある。地上にでた金属棒が上下してそのときの水位が分かる仕組みだ。この水位を月に何回か記録する。このメモが日の目を見ることがあった。
2009年2月、日本建築学会の雨水利用のシンポジウムに雨を使う市民として参加した。その場で、私は雨水利用の実践を分かりやすく紹介した。
まず、月ごとの雨水の貯水量の変化を話した。折れ線グラフがスクリーンにうつし出される。満水の状態を100パーセントとして、どのくらい貯まっているかを表したものだ。グラフの点は、ほとんどが貯水率40~80パーセントの範囲でエアコン
ジグザグになっている。ただし夏と冬には一時的に貯水率が30パーセントを割ることがあった。
8月は高温になって土の水分が蒸発しやすい。そのため、ほかの時期より植物への水やりの量が多くなって雨水が減った。











