雨・太陽・緑を活かす小さな家をたててみた 続
2015年10月30日
校庭側の壁面にそってネットがかけられ、ゴーヤの葉がネット一面に広がっていた。近づいてみると、すこし葉がしおれているように見えた。
菊本先生が説明を加えた。
「実は先日の台風の影響で強い風が吹き、葉がしおれてしまったのです。子供たちにとっては残念なことです」
ゴーヤは葉が薄いので風の影響を受けやすい。話は、水やりのことに移った。
「学校で子供たちに毎日、水を上げてもらうのは負担になります。夏休みもありますから。会社のご協力もあって、学校では自動潜水装置を入れました。プランターの中に管を入れ、時間をきめて自動的に土の中に水やりできるようになっています。」
教室の椅子に座っていると、エアコン窓いっぱいに緑のカーテンの葉陰が見える。
心地よくて気持ちが落ち着く。
参加者から質問がでた。
「実際に教室の中は涼しくなったのですか」
菊本先生はにこにこしながら答えた。
「童子たちは冷房なしで快適に過ごしています」
私はゴーヤの緑に囲まれて勉強する子供たちを羨ましく思った。
学習会が終わって家の帰路、歩きながら「緑のカーテン」をやってみようと、心の中で誓ったのだ。
ゴーヤのカーテン効果で外壁の温度が十一度下がった。
五月上旬に植えたゴーヤの苗は、はじめのうちは少しずつ成長をする。七月になり、三十℃を超えるエアコン高温がつづくと、成長は加速する。
八月上旬には三階のベランダの手すりまでつるが伸びて南西側の外壁に日陰をつくってくれた。











