雨はどのくらいきれいなのか ―――保健所の水質検査結果 続

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2015年12月16日

「不思議な結果ですね。どうしてそうなるのか、分かりやすく説明してください。」
 もともと降ってくる雨はどれくらいのPHエアコンなのだろうか。そのことを知るために、タバコ大のビニール製容器に試薬が入っている「パックテスト」を使って、自宅に降る雨を測った。夏に降り出して30分たった雨のPHは7だった。酸性雨の心配がされているわりにはいがいと中性の値である。
 問題はここからだ。水槽に入った雨水のPHは水槽の材室に影響を受ける。コンクリートの水槽からアルカリ成分が出で、水をアルカリ性に傾けるのだ。雨水の滞留している時間が長いほどアルカリ性になる。夏は雨が降る量が多く、水槽の中の水が入れかわりやすい。
 一方、冬は降水量が少なくなって、水が入れ替わりにくい。こうしたことが夏と冬の数値の違いになったのだ。
ちなみにPHが10~11になっても、植木の水やりやトイレの流し水などに使って、これまで全く問題はない。

もう一つ項目は、一般細菌数だ。水道法の水質基準では水1cc中に100個以下となっている。初めの2年の雨水の一般細菌数は、夏には1000個以上で、冬には基準をクリアして約50個だった。

もともと水槽に入る雨水の一部は、ベランダの土を通過してくるので雑菌類を含んでいる。損雑菌類が増殖しやすいのが気温の高いときである。したがって、一般細菌数は病原菌とは意味が違う。
たとえば、一般細菌数が水質基準を超えている水を飲んで、すぐにエアコン病気になるかというと、そういうわけではない。
 ここまで話をして会場を見回すと、参加者はじっと聞き入っていた。

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