除湿運転が冷房運転より何倍も電気を使うことの確認
2014年9月10日
第4章までに「エアコンの省エネがどの様に行われてきたのか」、「省エネエアコンの冷房運転では除湿不足になりますいこと」や「住宅の高気密高断熱化により部屋の湿度が高くなりやすくなってきたこと」、「カビも生えやすくなってきたこと」、さらに「部屋の湿度を低く保つための再熱除湿運転は、冷房運転に比べたくさん電力を使い、3倍にもなることがあること」等を説明してきました。こここではどのようにしたら電気代も少なく効果的にエアコンを使えるのか考えて見ましょうか。
除湿運転が冷房運転より何倍も電気を使うことの確認
まず最も大事なことですが、除湿運転は冷房運転よりかなり電気を使い場合によっては3倍程度にもなること、したがって電気代もかなり高くなることを認識しなければなりません。このような認識を持っていれば、除湿運転にしなくても冷房運転で十分に過ごせるときには、除湿運転をせずに冷房運転にしてもらえると思います。これにより電気代をだいぶ少なくすることができます。
除湿運転時の湿度を高めに設定
再熱除湿は部屋の湿度が高いほど効率が良くなり、除湿するために必要な電気の量が少なくなるので、除湿運転する場合も設定湿度を60%くらいと、少し高めにすると電気代が安くなると思います。もしも部屋の湿度を40%とか50%にしようとすると、エアコンの室内機から出ていく空気の中から水分をたくさん搾り取らなくてはなりません。するとかなり低い温度まで一旦空気を冷やさなければならないために、電気をたくさん使うことになります。
また、再熱除湿では冷やした空気を暖めて部屋の中に吹き出しますが、その空気が再びエアコンに入った場合には、先ほど空気を暖めるために加えた熱を再度取り除く必要も出てきます。たとえば40%と低い湿度に設定すると、空気中の水分を十分に取り除くため、非常に低い温度にした後、吹き出す空気の温度が所定の値になるように、たくさんの熱を空気に与えてから吹き出すことになります。このように、設定湿度を低くしたままずっとエアコンを除湿運転すると大変大きく電力を使います。したがって、電気代が安くなるように除湿運転するためには、できるだけ高い設定湿度にする必要があるのです。
なお、エアコンの再熱除湿運転で40%のような低い湿度に設定しても、ほとんどの場合40%のような低い湿度にはならずにもう少し高い湿度になってしまいます。これはエアコンで使える電気の量には限りがあり、その電気の量を目いっぱい使ったとしてもなかなか40%くらいの低い湿度にできないためです。電気の量が制限されていなければ設定湿度にすることも可能だと思いますが、この場合大変多くの電力を使ってしまいます。











