部屋が蒸しやすくなってきた理由
2016年8月15日
部屋が蒸しやすくなってきた理由
目には見えませんが空気中には水が水蒸気として含まれています。そして空気の温度が低くなると、空気中の水が水蒸気として存在できなくなり、水蒸気が液に変わって水が出てきます。たとえば明け方、野原の葉等に朝露がついているのを見たことがあると思います。「雨も降っていないのになぜ葉っぱに水がついているのだろう。」と不思議に感じたこともあるでしょう。これは明け方に寒くなって空気の中の水が水蒸気としていられなくなり、葉の上で水に変わったためです。
日常生活の中では、冬になると暖房の効いた部屋の窓ガラスや窓枠に水滴がビッシリと着いている(結露)のもよく見られると思います。これは、部屋の中の温度よりも窓付近の温度が低いため、窓付近の空気が冷やされ、空気の中の水が水蒸気としていられなくなり、窓ガラスや窓枠等、冷たい所で水に変わったためです。他にも冷えた缶ビールや冷たい飲み物を冷蔵庫からから取り出して、そのまま置いておくと、しばらくした後に、カンやグラスの周りに細かな水の粒がビッシリとつくことを経験されていることでしょう。これも同じ理由です。このように空気が冷やされることによって、空気中に存在する水蒸気の一部が水の液に変わって、空気の中から取り除かれるのです。
インバータを使っていない昔のエアコンの場合には室内機の熱交換器の湿度が5℃位になっていたのですが、インバータを使った今の省エネエアコンではその温度が10℃以上、場合によっては20℃程度になることもあります。空気中に含まれている水分の性質として、冷やされれば冷やされるほど空気中の水分が液に変わって空気から取り除かれるのです。
しかし、インバータを使った最近のエアコンの場合には、室内機の熱交換器の温度が高くなったせいで空気中から水分を取り除くことが難しくなってきました。そのため、インバータを使っていない従来のエアコンで冷房していたときよりも部屋の中が蒸しやすくなってきました。











