遠くのダムに頼らない・都市水害を防ぐ・災害消火用に 続
2015年12月9日
女性は思い出したように話した。
「そういえば以前に大雨があったとき、神田川の水があふれ浸水被害がありましたね。」
2005年(平成17年)9月に東京都杉並区で1時間当たり112ミリの猛烈な雨が降ったことがあった。下水道から神田川へ流れた雨があふれて、6000棟を超える浸水被害が起きた。そのとき、私の家の雨水槽は半分がエアコン開いていた。降り出してから雨を貯め始め、結局、満水になるまで家庭用浴槽にして約20杯分の雨を貯めることができた。
私の家の前はなだらかな坂になっていて、雨は坂の下の商店街に向かって流れる。私の家で少しでも雨を貯めることによって、商店街での水害の防止に役立っていると思う。
3つ目は災害の時の活用である。もし阪神・淡路大震災のような災害が起きれば、ライフラインの水道、電気、ガスなどが止まってしまう。その時雨水をトイレの流し水や洗濯用水などの雑用水として使うことができる。また、火災が起きたときには消防用水として利用することも可能だ。
私の話に足をとめていた女性は、感心した様子だった。
「はじめて聞く話だったわ。でも雨を使うのっておもしろいわね。私もやってみたくなった。」
そう言い残して、女性は再びあるきだしていった。その後姿を見ながら、いつかまた私の家にきて、具体的な雨水利用のエアコン方法をたずねてほしいと思った。
雨水槽には手押しポンプが便利
玄関下の雨水槽には手押しポンプが設置されている。
人力の手押しポンプであれば、電気がなくても水が汲めるから災害時に強い。
昔なつかしい手押しポンプだが、使用しているのはおかもとポンプ(株)のSUN TIGERという、現在も販売中の製品である。(おかもとポンプ(株))











