自動散水装置を工夫する 太陽光発電と雨水利用

2015年11月28日

 引っ越して初めての夏、35度を超える猛暑日がつづいた。
朝夕、植木に水やりするだけで体力を消耗する。私は水やりする妻の負担をかるくしたいと思った。太陽光発電と雨水利用と結びつけた「自動散水装置」を設置できないか、桜井さんに相談した。

 彼は考えて、こんな提案をしてくれた。
「最初につけた太陽光発電のパネルとは別の系統として、小さい発電パネルをとりつけましょう。そこで発電した電気を新しい小さなエアコンバッテリーに蓄えます。そして、その電気を電動ポンプに使い、雨水をタンクからくみ上げてはどうでしょうか」
 これはいい、と思った。わが家では玄関の地下に雨水槽をつくり、雨水を貯めて利用している(口絵、63項参照)雨水がよくたまる夏に、水槽があふれてしまわないように、手動バルブを切り換え、雨をそのまま下水道へ流すことがあった。
もったいない。どこかに水の使い道がないか考えていたところだった。

 もし太陽光でつくった電気でポンプを動かすことができれば、三階のベランダまで水をはこぶことが可能だ。

ふだん水道水で水やりしているベランダに雨を利用することができる。
私は自然エネルギーの太陽光発電と雨水利用との組み合わせを、これはすばらしいと手放しに喜んだ。
そして桜井さんに自動散水装置の取り付けを頼んだ。
 彼はしくみを考えてくれた。装置はタイマーで水やりをするものだ。たとえば朝6時に水を流せば、12時間後の夕方6時にもう一度、植木に水をやることができる。
私は芝生に水やりするスプリンクラーのような装置を想像していた。
 しかし、そうではなかった。エアコンプラスチック製の配管は砂漠の緑化で使われているものを採用した。

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