義務化へ向けて前進住宅省エネ基準 続
2016年9月29日
義務化へ向けて前進住宅省エネ基準 続
現在はエアコン建築基準法のような強制基準ではないため、新築住宅のうち平成11年基準適合住宅はまだ少ないのが現状です。そこで2008年(平成20年)に改正された省エネ法では、「総合省エネルギー基準です」(住宅事業建築主の判断基準)が新設されました。
建売戸建住宅を新築・販売する事業者が達成するべき基準で、断熱性能に空調、照明、給湯など設備の性能を加えた一次エネルギー消費量で示されています。
目標年度(2013年度)以降、年間に新築・販売する建売戸建住宅の平均の省エネ性能が、この基準を満足している必要があります。
なお年間150戸以上新築・販売する事業者には、達成率などを国に届け出ることが義務付けられています。
部分的ですが、基準を満たすことが義務化されたということです。
建築主が守るべき住宅の断熱性能など
要点ボックス
・2008年の改正で一部義務化
・「断熱性能+空調、エアコン、照明など設備の性能」の一次エネルギー消費量による基準値となる
熱損失係数(Q値)とは
値が小さいほど断熱性能が高い
1時間当たりに住宅全体から逃げる熱の量
Q値=――――――――――――――――――――――――――
延床面積