石油暖房機
2014年7月3日
石油暖房機
石油ファンヒーターの構造
石油ファンヒーターは液体燃料(灯油)をガス化して燃やす燃焼型の暖房機。灯油を気化器に送油するポンプ、シーズヒーターに組み込んだ気化器、気化した灯油を燃焼させるバーナー、燃焼に必要な空気を送るファンなどで構成されている。
エアコン
石油ファンヒーターの燃焼の仕組み(直線ブンゼン式)
予熱ヒーターで気化器を予熱し、灯油をガス化しやすくする。予熱時間は2~4分程度。一方、サーミスターでは気化器の温度を常に一定温度に保つようにコントロールする。
予熱後は灯油が気化器を通しガス化する。ガス化された灯油はノズルから噴射され、点火プラグの放電で着火する。
燃焼すると、対流ファンが回転し温風が送られる。
石油ファンヒーターの使用上の注意点
石油ファンヒーターは燃焼ガスを室内に排出するので、JIS(日本工業規格)では安全装置の取り付けを義務付けている。
安全装置には、不完全燃焼防止装置(換気不足、運転しても炎や煙が出ないなど燃焼が異常な場合に作動)のほか、過熱防止装置、消し忘れ消火装置、点火安全装置、燃焼制御装置などがある。
石油ファンヒーターのタイマー点火は、安全を考慮して1時間後、自動的に運転を停止する。
シーズン持越しの灯油、日光の当たる場所、高温の場所で保管された変質灯油は使用しない。異種油や水、ゴミなどが混入した不純灯油、ガソリンなど灯油以外の燃料も絶対使用しない。
変質灯油などを使用した場合は、変質灯油を完全に抜き、給油タンクや油受け皿の内部をきれいな灯油で洗ってから給油する。
※変質灯油の見分け方:灯油に色が付いていて見えたり、すっぱいにおいがする。
機器の保管場所は雨水、紫外線、火気、高温、ごみなどを避ける。機器のホコリやフィルターの目詰まり、対流用送風機(ファンガード)の汚れなども点検する。
約270℃までに達すると灯油は気化する。ただ、灯油の保管状態が悪い(灯油が酸化する)と、気化温度が高くなるため、燃焼部で気化しきれずにタールとなり、点火不良や燃焼不良になるので注意する。
石油ファンヒーターを使用している部屋で、低分子シリコーンを配合した枝毛用コート液やトリートメントなどのヘアケア商品、(家具などの)つや出し剤のほか、防水スプレー、化学ぞうきんなどを使用しない。低分子シリコーンの配合物を使うと、温風吹き出し口が白っぽくなることもある。










