省エネのために温冷感を活用する
2014年9月12日
省エネのために温冷感を活用する
第1章で最近の省エネエアコンでは除湿不足になりやすく、同じ温度でも湿度の関係で蒸し暑く感じることを説明しました。暖かさや涼しさの感じ方を温冷感と呼ぶ場合がありますが、この温冷感は温度や湿度の他、風の流れの速さ、周囲の壁や地面などの温度、着ている衣服や運動しているかどうかなどによって変わってきます。たとえばある程度気温が高くても扇風機で体に風をあてると涼しく感じます。とくに湿度が高いときなどは風がないとジメジメした空気が体にまとわりつき非常に不快になりますが、湿度が比較的高いときでも少し体にあてるだけで不快な環境は大分改善されます。
「強」風量運転や扇風機の活用
エアコンでは、吹きだす風の量が多いほど冷房や暖房の効率が良くなります。冷媒の熱を空気に伝えるために熱交換器がありますが、この熱交換器と空気の間の熱の伝わり方は風の量が多く、風が速く熱交換器に当たる程よくなります。したがって強・弱・微弱とリモコンの風量の表示がある場合、風量が最も多い強にするとエアコンの効果がよくなります。風があたるほど温冷感のうえで涼しく感じることができるので、冷房の際の設定温度を高くすることができ、省エネになります。この意味ではエアコンと一緒に扇風機を併用することも効果的と言えます。
ただ直接体に強い風を当て続けると脱水症状を起こし、血液中の水分がへるため血液がドロドロになって血液の循環が悪くなり、健康に障害をもたらす場合もあります。とくに子供が寝ているときに強い風を当てるのは禁物です。中でも乳幼児は汗をかきやすく、汗をかいた後に風にあたると、汗の蒸発のために急激に熱を奪い、体温が低下するため注意しなければなりません。病気になってしまうと、治療などのためにまた新たなエネルギーを使わなければならず、病気を防ぐためにも体にあたる風は適度な風量にする必要があります。
なお、冷房運転や暖房運転では、通常風量が多くなるほど効率が悪くなるので注意が必要です。










