熱はどのように伝わるのですか
2014年9月20日
熱はどのように伝わるのですか(続き)
なお、この他に放射伝熱と呼ばれる熱の伝わり方もあります。これは、雲間から太陽が顔を出すとたちまち体が温まるような場合の熱の伝わり方です。太陽など、温度の高い物からは、温度が低いものに比べてたくさんの光や赤外線などの電波が出ています。この光や電波は非常に大きなエネルギーを持っており、遮るものがなければ遠くの場所にも届きます。たとえば太陽の光が人の体にあたるとそこで光のエネルギーが熱に変わります。放射とは熱が光や電波として伝わる熱の伝わり方です。
エアコンでは対流伝熱を利用して暖房や冷房をしています。エアコンの中には熱交換器というものが入っており、冷房のときにはこの熱交換器が低い温度に、また暖房の時には高い温度になっています。部屋の中の空気をエアコンに吸い込み、熱交換器に充てると熱交換器から空気に熱が伝わりエアコン空気が冷やされたり暖められたりします。そして、その空気をファンと呼ばれる扇風機のようなものを使って部屋に吹き出すことで冷房や暖房を行っているのです。
電気の周波数とモーターの回転数は関係があるのですか
日本の場合、家庭には発電所から交流の電気が送られてきます。交流とは+(プラス)と-(マイナス)が時間とともに変化する電気です。発電所から送られてくる電気の周波数は東日本では50Hz,西日本では60Hzです 周波数とは1秒間に+になったり-になったりする回数のことで、家庭に送られてくる電気の周波数は電力会社で厳重に管理され簡単に変えることができません。
モーターには直流の電気で働くものと交流の電気の周波数を高くすればするほど早く回転します。この1分間当たりの回転数をrpm等と表示していますが、回転数がエアコンの能力に大きな影響をお及ぼします。インバータを使う前の昔のエアコンのカタログには、50Hzの地域で使った場合と60Hzの地域で使った場合の冷房能力や暖房能力が別々に表示されていました。
昔のエアコンの場合、圧縮機を生かすモーターの回転数は、その地域の電力会社から送られてくる電気の周波数に左右されていたので、同じエアコンでも、60Hzの西日本で使う場合の方が、50Hzの東日本で使う場合より、冷房能力や暖房能力が大きくなっていました。このように電気の周波数と冷房あるいは暖房能力には強い関係があります。エアコンインバータを使うとこの周波数を自在に変えることができるようになります。
ちょっとだけ冷房したい場合には周波数を低く、強力に冷房したい場合には周波数を高くすればといということになります。こうしてインバータを使ったエアコンでは冷房能力や暖房能力を必要に応じて変えることができるようになったのです。











