温熱感覚 続続
2015年4月17日
温熱感覚 続続
・代謝量
代謝量とは、運動したり作業することによって発生するエネルギーのことで、体表面積1㎡当たりの熱量[W/㎡]のことをいいます。椅子に座って安静にしている状態の標準的な成人の代謝量は58.2[W/㎡]で、この値をエアコン代謝量の基準値1met[メット]としています。
標準的な成人の体表面積は1.6~1.8(㎡)程度なので、椅座安静時の代謝量は、58.2×1.6~1.8≒100[W]となります。
運動量と代謝量(met)の関係
・着衣量
夏にセーターを着ていれば誰だって熱いですし、冬にTシャツ一枚で寒いのは当たり前です。着衣には断熱性があるので、人が着てる服の断熱性も温度感覚を左右する要素です。
着衣量はClothes(衣服)の頭文字を取ってclo(クロ)という単位で表されます。気温21℃、相対湿度50%、気流0.1m/sの室内で、快適と感じる着衣量の熱抵抗値を1cloとしています。clo値が大きいほど、着衣の断熱性能によって体から熱が逃げにくい状態になりますので、着衣量によって空調の温度設定も違ってきます。なお、1cloは標準的なスーツ姿に相当する値です。
温熱指標
人が感じる快適さを示す温熱指標には様々なものがありますが、代表的なものを以下に示します。各温熱指標は、これまで説明した熱温6要素の組合せによって構成されています。ごく簡単に説明すると6要素すべてが考慮されている方がより人が感じるエアコン快適さの感覚に近い指標といえます。
温熱指標と温熱6要素の組合せ
不快指数(DI:Discomfort Index)
蒸し暑さを示す指標となります。算定式はDI=0.72(気温+湿球温度)+40.6で不快指数を求めることができます。求められた数値が75以上で「やや暑い」、80以上で「暑くて汗が出る」、85以上で「暑くてたまらない」とされています。











