温水暖房設備
2014年10月31日
温水暖房設備
特徴
温風暖房の特徴は、スイッチを入れて比較的短時間に温風が吹き出してくるが、主に対流暖房によるため、天井付近に暖かい空気が、床面付近に冷たい空気が滞留する傾向がある。したがって、設備設計の段階では、温風吹き出し口の位置を部屋のどの位置に持ってくるかが重要なポイントになる。
また、この方式の場合、温風により部屋のほこりなどを吹き上げることもあり、住居者との事前打ち合わせを十分に行っておく必要がある。
放射暖房
概要 温風暖房に対するもう一つの温水を利用した暖房方式として放射暖房があげられる。放射暖房としては、床暖房が一般的で最近急速に普及してきている。床暖房は、熱源機で作った温水(約60℃)を温水マットに循環させ、床仕上げ材(フローリングなど)を介してその放射熱で室内を暖房する方法である。
床仕上げ材は、フローリングやカーペットが一般的であるが、この他にもコルク、畳、塩ビシート、塩ビタイルなど多種にわたっている。
特徴 床暖房は、床面を役30℃に暖めて下から放射熱で暖房するため、ほこりが舞うということはない。しかも、垂直面の温度分布でも部屋全体がほぼ均一に暖めるという特徴を持っている。
床暖房の設計に際しては、部屋の床面積に対してどれくらい敷設率を取り入れるかが重要なポイントとなる。一般的な敷設率の目安としては
●戸建住宅:部屋の床面積の約70%以上
●集合住宅:部屋の床面積の約60%以上
である。寒冷地など、環境条件で床暖房の暖房能力が必要な暖房負荷よりも小さくなる場合には、敷設率を上げるか他の暖房器具との併用も検討する必要がある。
また、最近の傾向として集合住宅における音の問題がある。階下への音の影響を極力小さくするようにLL40といった防音型の床暖房工法も開発されているので、設備設計の段階では注意して設計することが必要である。
温風暖房、床暖房の温度分布は床暖房の場合の床表面最適温度は、28℃±3℃といわれている。
床暖房設備
床暖房は、頭寒足熱の理想の暖房として近年急速に普及してきており、その概要について次に述べる。











