温水式床暖房とルームエアコン02

2014年11月9日

温水式床暖房とルームエアコン02

 ガス給湯器から架橋ポリエチレンパイプにて居間・食堂の温水マットに接続し、約50~60℃の温水マットに循環させる。

 床暖房は、床面の表面温度を約30℃に暖めて床面から放射熱による暖房を行うシステムで、風による部屋全体の暖房と異なり、頭寒足熱の暖房である。
 床暖房においては、敷設量からの床暖房能力の暖房能力計算は難しく、一般的な床暖房用の温水マットの敷設率は、部屋の床面積から計算し、酒豪住宅における敷設率の目安は、床面積の60%である。

 床暖房は温水パイプ、温水マット、床仕上げ材とそれぞれの構造材に熱が蓄熱、伝導され、徐々に床面から放射熱を放射する暖房方式であることから、運転スタート時点からの暖房感は得られにくいため、ルームエアコンの温風暖房方式を併用するのが一般的な暖冷房方式である。

 さらに、躯体コンクリートのとの間に断熱材などを確実に敷設しなければ、熱が拡散されてしまうことなど、床暖房機器の設置上での注意点である。

 しかし、気流のない自然な床面からの放射熱暖房のため、乳幼児や高齢者などの体感温度に合った暖房方式である。

 冷媒分岐多室型ルームエアコン方式
冷媒分岐多室型ルームエアコン方式の設置事例について説明する。この暖冷房方式は、計画換気と24時間完全室暖冷房を行うシステム例であり、集合住宅は高気密の建築構造となっており、住戸の中に温度差をつくらない前漢空頭方式であり、さらに、現在の社会方向である。健康志向・快適志向・省エネルギー志向の暖冷房方式である。
 (A・1)、(A・2)の事例は、現在、暖冷房機器を製造・販売している機器のほとんどが採用している一般的な負荷計算であり、機種選定方法である(運転・停止を繰り返す間欠運転での負荷計算や使い勝手での事例)が、24時間暖冷房・換気の場合は異なってくる。
 高気密・集合住宅における、24時間暖冷房・換気の暖冷房負荷計算と機種選定方法は単位面積当たりの負荷計算値を用い、モデル住戸の暖冷房負荷は、表5・6となる。機種選定については、5節の表となる。

この計算値は、次に紹介する(B・2)事例のダクト式セントラル方式も同様である。

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