温水式床暖房とルームエアコン
2014年11月8日
和室は、床の間上部に設置の押入れビルトイン型ルームエアコン2.8kWとし、洋室は2.2kWの壁掛け型ルームエアコンとした。
マルチ型ルームエアコンには、2室用から7室用まで各種あり、集合住宅の間取りやバルコニーの位置(場所)、大きさなどから選定すればよい。
ルームエアコンの冷房時に室内機から除湿されるドレン水(除湿水)処理について述べる。部屋中央部の天井ビルトイン型ルームエアコンおよび押入れビルトイン型ルームエアコンのドレン水は、住戸中央部に設けられたパイプシャフトに設置されている排水縦管に接続し、ドレン水を排水処理する。バルコニー側の壁掛け型ルームエアコンのドレン水は、排水縦管に接続し、処理する方法が集合住宅で一般的である。さらに、室外機の設置については、各メーカの室外機設置寸法を参照し、暖冷房能力が十分発揮できるよう注意が必要である。室外機は背面から外気を吸い込み、前面へ吹き出す構造が一般的であり、背面の外気の吸込み寸法(約50~100mなど)や、ファン側の吹き出し寸法(約200~1000mmなど)に注意が肝要である。事例図面では、Rを冷媒配管、Dをドレン管として記号で表している。
温水式床暖房とルームエアコン方式
暖房に関しては、ヒートポンプ式ルームエアコンやFF式暖房機などの温風暖房方式や電気ヒータ、石油ストーブ、こたつなどの放射暖房など種々の方式がある。
床暖房方式も、床面のフローリング床材の内部に電気ヒータや温水パイプ、冷媒管(ヒートポンプ利用)を組み込んだもの等の床材からの放射暖房方式や、躯体のコンクリート内に直接電気ヒータや温水パイプなどの敷設した放射暖房方式などがある。
本書では、床を構成する地下合板の上に温水用パイプを内蔵した温水マットを敷設し、その上面にフローリングなどの床仕上げ材を施工した。床面からの放射熱暖房の床暖房を紹介する。
温水式床暖房とルームエアコンの組み合わせによる暖冷房方式について説明する。
この事例は、(A・1)事例のシングル型ルームエアコンとマルチ型ルームエアコンに、居間・食堂の暖房に放射熱暖房の温水式床暖房を加えたシステムである。
居間・食堂、洋室、和室などの暖冷房設備としてのルームエアコンの設置に関しては、前例と同じなどでここでの説明は省略する。また、温水式床暖房の詳細内容については前記を参照されたい。
温水式床暖房での熱源機は、ガスを熱源としたガス給湯器が一般的であり、モデル住戸の玄関横のメータボックス内に設置されている。










