暖房用エアコン

SH3J0147

2015年2月2日

暖房用エアコン
 暖房用のエアコンは冷房に使ったエアコンの切り替えスイッチを暖房にするだけで温風が出るしくみになっている。これは図1・2のようにエアコンの中の四方弁で冷媒の流れを変えるだけで温風が出るのである。室内を暖房するためには、どこかから熱を持って来なければならない。そこで地下水をくみ上げてこれを熱源とする場合と、我々の周囲になる空気の熱を利用する場合がある。最近のエアコンはほとんど空気の熱を利用して暖房をしている。エアコンの中の凝縮器は、冬には蒸発器の役目をする。この中で、冷媒は空気の熱を取って蒸発し、ガスとなって圧縮機に吸引され、ここで圧縮されて夏は蒸発器だった所へ入る。これが冬には凝縮器の役目をする。この中の冷媒ガスは空気で冷やされて液体になる。その代り空気は温風となって室内の暖房に使用される冷媒の変化をモエリ線図に描いてみると図1・3のようになる。したがって暖房能力は次のようになる。

暖房能力(kcal/h)=蒸発器で取った熱量+圧縮仕事の熱量

エアコンに表示されている暖房能力は、次の条件の時の能力である。

(外気)乾球温度7℃DB
    湿球温度6℃WB ⇒(室内)21℃ DB

 電気ヒータだと1kWの電気で860kcal/hの熱量しか得られないが、ヒートポンプエアコンだと1kWの電気で約3000kcal/hの熱量が得られる。しかも灯油だの暖房に比べて、クリーンな暖房である。

冷房とは
 冷房とは、夏の暑いむしむしした日に室内をエアコンで冷やして、室内の温度と湿度を心地よい状態にすることである。では、夏はどんな状態が我々人間にとって心地よいのだろうか。人によって多少の差はあるが、だいたい次のようである。

 室内を快適な状態にするには、温度と湿度だけではなく、室内の空気をきれいにしなければならない。したがって、ときどき換気をして室内の汚れた空気を室外へ出し、きれいな空気を室内へ取り入れる。

冷房 窓から入る太陽の熱を取る
    屋根または天井から入る熱を取る
    床から入る熱を取る
     換気のための空気を冷やす
     室内で発生する熱を取る

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