暖房
2015年2月4日
暖房
この場合の熱源は空気である。空気の熱を圧縮機の熱と一緒に室内に吹き出すのである。だから、外気の温度が下がってくると暖房能力も低下してくる。エアコンの銘板に書いてある暖房能力○○kcal/hというのは、前に説明したとおりである。したがって、外気温が下がることを予想して少し大きいエアコンを選定すべきである。
図1・7のように、雪が降るときは外気温も負温になっているので、エアコンがなかなか暖かくならないときがある。ましてや雪が室外機に積もってくるとなおさらである。雪の多い地方ではそれなりの対策が必要である。室外機の据え付け方法をよく検討して設置しなければならない。図1・8に示すように、エアコンの暖房は室外機のコンプレッサからお吐出しガスが室内機に入り、室内熱交換器で温風を作り室内へ吐き出す。ガスはここで液となり室外機へ流れ、室外機熱交換器で蒸発して四方弁を経て再びコンプレッサに吸引される。
電磁弁コイルに通電されると、今まで右側のフロントポートAを閉じる。したがって、⑤の部屋の高圧ガスは圧縮機吸入管②へ流れ、吸入圧力となりピストン(吐出し側)前後に圧力差(⑤の部屋は低圧、ピストン外側は高圧)が生じ左方へ移動する。ピストン(吐出し側)が左方へ移動すると、ピストン(吸入側)も高圧ガスが矢印のように流れるので左側へ移動する。
空気線図の見方
エアコンを扱う人は、空気線図を用いて湿り空気の状態を知る必要がある。湿り空気の状態は温度、湿度、エンタルピ、比体積などで表されている。図1・10に空気線図を示す。
空気線図は空気の条件のうち二つがわかればその交点より空気の状態が分かるようになっている。図1・9に空気線図の見方を示す。
空気線図の各用語の意味を説明する。
(1)飽和曲線 各温度に対する飽和水蒸気圧の点を結んだもので、この下側は飽和に達しない不飽和湿り空気で、通常使用される範囲である。この上側は飽和水蒸気圧以上に水分を含んだところで、不安定な過飽和の状態か、一部の水蒸気が凝縮して霧状に浮遊している状態で霧入り空気と呼ばれる。
(2)乾球温度t、℃、湿球湿度t‘、℃
乾球温度は乾球温度計で測った温度である。
[例]30℃ DB 湿球温度は球部をぬれたガーゼで包み測った温度である。
[例]20℃ EB











