暖冷房負荷の計算例

2014年10月8日

暖冷房負荷の計算例

最大負荷計算法
基本的な考え方
 最大負荷計算の手順は、住宅においてもエアコン事務所建物などと基本的には同じで、各種参考書にある方法を忠実に行えば、与えられた気象条件に対する暖冷房負荷を求めることができる。ただし、暖冷房の作動は、事務所建物の連続運転に対し、住宅では、間欠運転が多く、蓄熱負荷、内部負荷の算定に注意が必要である。
計算手順
 負荷計算を手計算で行う場合も電算機を使った場合も、手順はほとんど同じである。
計算条件
 計算を行うにあたり、以下の例に示すような大まかな条件を整理しておくとよい。
・建設地:東京
・建築規模:RC造 地上7階 6連住戸
・計算対象部:中間階住戸 居間・食堂
・室内湿度条件:20℃ 40% 夏季 26℃ 50%
・隣室条件:暖冷房なし

計算時刻:冬季は早朝に暖房負荷のピークがくるものと想定し、5時の計算をする。また、夏季は部屋が南に面していることから、日射の影響を考え、9,13,16時の3つの時刻の計算を行う。

計算対象部分の面積および諸数値拾い
 負荷計算の対象となる部屋のボリュームを設計図から読み取り、構成材ごとに面積の整理をする。面積と同様に、その計算過程を並記しておくのが望ましい。

 ガラス窓の面積算定
透過負荷の窓面積はサッシ部分を除いた値とする。このとき、サッシ面積が不透明の場合は窓面積に0.85を乗じた値とする。

 外壁、屋根の面積算定
各壁面ごとに面積算定し整理するとよい。外壁については幅に階高を乗じて求める。
内壁、天井、床の面積算定
内壁は幅に天井高を乗じて求める。
 部屋容積の算定
部屋の容積は、床面積の天井高さを乗じて求め整理する。このときエアコン計算過程も明確に記述しておけば、壁面構成材の変更などにも対応できる。

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