暖冷房設備の設計例
2014年11月3日
暖冷房設備の設計例
本節では、モデル住戸の間取りを用い、集合住宅での負荷計算の方法、機種の選定方法、和室や洋室での設置方法、ルームエアコンの形態など、選定方法について具体的で実践的な方法及び手順について述べることとする。
設計事例として、以下の四事例を紹介する。
[A] 一般的な建築構造、住戸構成の設計例
(A・1) 集合住宅に採用の多いヒートポンプ敷暖冷房設備の「シングル型ルームエアコンとマルチ型ルームエアコン方式」例
(A・2) 暖房方式として話題となっている放射型暖房設備の「温水床暖房とルームエアコン方式」例
(B)省エネルギーや健康志向の集合住宅として採用する傾向が多い高気密・集合住宅の設計例
(B・1)「冷媒分岐多湿型ルームエアコン方式」例
(B・2)「ダクト式セントラル方式」例
モデル住戸の負荷計算
モデル住戸の計算例として、エアコン暖冷房時に暖冷房機器を運転する。最も一般的な使い方である間欠運転(部屋の暖冷房を行きたいときのみ運転する)を行う設備(以下、一般・集合住宅設備という)における負荷計算と、高気密・住宅に設置した24時間連続運転を行う設備(以下、高気密・集合住宅設備という)における負荷計算の二設備の例について述べる。
<条件>
・集合住宅の中間階・中間住戸とする。
・負荷計算として、単位面積当たりの標準負荷をもとにする。
・負荷計算手法として一般に用いられる方法として、「JIS C 9612」および「HASS 112」の計算値を使用する。
・各部屋の面積は壁中心(中心線)間の寸法から計算を行う。
JIS C 9612…日本工業規格にて、室内の快適な空気調和を目的としたルームエアコンディショナ(ルームエアコン)の一体型および分離型のもので、定格冷房能力が10kW以下、かつ、定格冷房消費電力が3kW以下のものについて規定したもの。
HASS 112…空気調和・衛生工学会の規格。112は暖冷房負荷簡易計算法であり、事務所、集合住宅および戸建住宅、その他の建物などの暖冷房の最大負荷を簡易に求めることができる。











