暖冷房設備の検討

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2014年9月30日

暖冷房設備の検討

暖冷房設備を計画・設計するには、居住環境に関わる項目、居住者の生活様式、システムに要求される性能の3項目を関連付けて検討する必要がある。

(1)居住環境
・環境の要素(温度・湿度・気流・放射・空気・汚染物質・結露・音・光・色・水)など
・環境の対象(部屋・居住域・非居住域など)
・環境の性能(最適範囲・許容・限界値など)
・環境の目標(安全・健康・快適・利便など)
・周辺の環境(景観・近隣・周囲との調和など)

(2)居住の生活様式
・居住者像(単身・多世帯・子供・健常者・障碍者・高齢者など)
・生活行為(娯楽・睡眠・入浴・食事・ライフスタイルなど)
・居住心理(プライバシー・コミュニケーションなど)

(3)システム性能
・エネルギーの種類(電気・都市ガス・灯油・プロパンガス・太陽光・水など)
・システムの種類(暖房・冷房・暖冷房・床暖房・加湿・除湿・乾燥・換気空気清浄など)
・システムの設置場所(スペース・景観・振動・騒音・維持管理など)
これら(1)~(3)の各項目を関連付けて検討し、その建物に最適であると考えられるエアコン暖冷房設備を計画・設計することが重要である。
 これらの検討結果として以下の点を満足する集合住宅を計画することが望ましい。

◎安全・健康・快適・利便で個別制御性の高いシステムであること。
◎イニシャルコスト、ランニングコストがともに低く、省エネルギーで環境安全性の高いシステムであること。
◎維持管理・保全が容易なシステムであること。
◎建築プランとよく融合し更新が容易なシステムであること。

暖冷房設備の計画
 住宅は心身の安らぎと明日への活力を生み出す場であるので、そこに居住する人の生活環境を適切に保つ必要がある。生活環境の一つである温熱環境を良好に保つには、断熱、気密、日射遮へいなどの建築的内容と、エアコン暖冷房設備の両面で適切な対応が求められるが、本設では暖冷房設備を計画する上での基本事項を下に整理する。

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