施工管理

2014年11月11日

施工管理
 暖冷房設備の施工については、製品の機能を100%発揮させるためにも、製品に付属されている「工事・据え付け説明書」を十分に理解する必要がある。

 特に、「PL法」の施行により、今後ますます工事管理面での品質管理が重要視され、万一不具合が発生した場合に、記載事項との相違点があると責任追及は避けられないものとなる。

 また、製品の「取り扱い説明書」についても、日常の利用方法を入居者(利用者へ説明する必要があり、設計・施工者として、機器の性能にかかわる事項を熟知するためにも、十分に理解する必要がある。

共通事項 関連法規
 集合住宅では、建築基準法・消防法に伴う「防火区画、及び、延焼の恐れのある部分」での、冷媒配管・温水配管・制御船のような貫通部処理がポイントとなり、日本建築センターまたは消防安全センターが評定した工法などを採用し、火災時の延焼予防を確実に実施しなければならない。

 また、暖冷房機器の室外機の設置について、バルコニーでの避難経路を確保する(消防法に基づき600mm以上)とともに、避難ハッチ・仕切り板など避難施設の障害にならない位置とする。なお、連絡防止上の「足掛かり」とならないように安全性を考慮する必要がある。

 特に、天井面より釣り金物に固定する場合は、建築基準法に規定された耐震設計により設置強化を取るとともに、維持管理を考慮した納まりとする。

 集合住宅では、ルームエアコン建築基準法・消防法などの関連法規とともに、安全性に十分注意する必要がある。

建物と調和
 暖冷房機器と建築デザイン・色彩などとの調和は、集合住宅での重要課題となる。特に、外部に露出する冷媒・ドレン配管については、「見栄え」をポイントとし配管ルートを設定し、配管カバーなどの「化粧」を考慮しなければならない。

 また、暖冷房機器の室外機の設置についても単に設置をするのではなく、バルコニーなどの利用勝手などとともに室内からの見え掛り(美観)を考慮することも重要である。とくに、天井面より釣り金物にて固定する場合は外部からの見え掛りにも注意する必要がある。

 建築図・暖冷房設備図などの設計図書の確認とともに、現場施工管理者との協議を実施し、「建築との調和」に十分に注意する必要がある。

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