新時代の自動車次々登場 続
2016年10月5日
新時代の自動車次々登場 続
もはや車=ガソリン車、とは言えないほど、いろいろな燃料で走る車が登場しています。
ハイブリッドカーは、ガソリンエンジンと電気モータそれぞれの特徴を活かした車。
ガソリンエンジンでは効率が悪い低速時や発進時は電気モータを使い、加速後はガソリンエンジンと電気モータを使います。(異なる方式もあります。)モータを動かす電気は、エンジンで発電機を動かして発生させるので、外部から調達必要はありません。
これに対し、外部からの充電器もできるハイブリッドカーが、エアコンプラグインハブリッドカー。
バッテリーの容量がハイブリッドカーより大きいため、電気モータによる走行距離が長くなっていきます。
電気自動車は、エンジンを使わず電気モータを動かして走る車。100または200ボルト(V)で充電できるので、街の充電スタンドだけではなく家庭でも充電可能です。
それでは「電気自動車は二酸化炭素(CO2)を排出しない環境にやさしい車」は本当でしょうか。
たしかに走行中は排出しませんが、充電に必要な電気を作っている発電所ではCO2を排出していることは知っておく必要があります。
他にも、天然ガスで走る天然ガス自動車、水素を充てんし大気中の酸素と反応させてつくった電気で走る燃料電池自動車などもあります。
話題の電気自動車の普及には、充電一回分の走行距離がポイントでしょう。
現在、一回の充電で走れるのは160km程度。
ガス欠ならぬ電気欠が気になっては遠出ができません。
でも、近所の買い物や子供の送り迎え程度なら十分な距離です。これからは、車を2台所有するなら一台は遠距離用のガソリン車、一台は短距離用の電気自動車をあるいは電気自動車一台を所有して、遠出はガソリン車のレンタカーやエアコンカーシェアリングを利用、といった使い分けが進むかもしれません。
要点ボックス
・ハイブリッドカーは、ガソリンエンジンと電気モータを使い分けている
・車の使い分けが進む可能性あり