必修ポイント アナログ放送の付加機能
2014年3月1日
ゴースト現象とGCR
地上アナログ放送の受信障害として、高い建物や山などに電波が反射し、画面が二重になって写ることがある。これを「ゴースト」と呼び、受信するアンテナの指向性を絞り込むなどの工夫で、ある程度は低減できる。しかし、高層ビルに隣接したり、遠距離にあるビルからの反射波が強い受信エリアなどでは、なかなかゴーストを除去した受信が難しい。
ゴーストリダクション:ゴースト現象を電気的に軽減するために考えられたもので、あらかじめGCR信号(ゴースト除去基準信号)を放送電波に挿入。ゴーストリダクション機能を内蔵したテレビでは、GCR信号を検出して、反射波に加えて映像処理を行い、輪郭がはっきりしたゴーストの少ない画像にする。
BS・110度CSデジタル放送や地上デジタル放送が普及するにつれた、ハイビジョン放送が増えており、アナログ放送の画像の粗が目立つ。そのため、完全にデジタル放送に移行するまでの対策として、このようなゴーストリダクション機能を内蔵したテレビが、各社の主力機種では一般的となっている。
音声多重放送と文字多重放送
放送のデジタル化により、単純に映像だけでなく、連動型のデータ放送など多機能化が進んでいる。地上アナログ放送でも、放送電波の有効活用を図り、いろいろな付加価値をつけている。
音声多重放送:通常のテレビ電波の隙間を使って、別の音声信号を送るもので、音楽番組やスポーツ中継などでの「ステレオ放送」、ニュースや映画では主音声に日本語、副音声に外国語を入れて、リモコンの操作によって片方、あるいは両方を聞くことが出来る「2カ国語放送」がある。
文字多重放送:文字放送も音声放送同様に、テレビ電波の隙間を利用して放送するもので、放送局側から送り出すデジタル処理された信号を、受ける側のデコーダーによって、文字や図形情報に変換してテレビ画面に表示する。
文字多重放送はデコーダーに内蔵した文字多重アダプターをテレビに外付けするか、アダプター内臓のテレビが必要となる。なお、NHKでは2008年3月をもって、文字多重放送を終了した。











