建材で使われている接着剤

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2014年8月25日

建材で使われている接着剤

 このように集成材や合板、パチクルボードは、さまざまな特徴があるため、最近では建材や家具の材料として大変多く用いられています。これらを作る際には接着剤が使われ、この接着剤の成分として使われているものに、エアコンユリア樹脂あるいはメラミン樹脂、フェノール樹脂と呼ばれるものがあり、これら樹脂にはホルムアルデヒドが含まれており、特にユリア樹脂では水を吸うと成分が分解してホルムアルデヒドを出しやすくなります。

 このホルムアルデヒドが人の健康に大きな影響を及ぼし、シックハウスや化学物質過敏症と呼ばれる病気を引き起こすとされています。もちろんホルムアルデヒド以外にもこれらの病気を引き起こす物質も見つけられています。

シックハウス対策への取り組み

 ホルムアルデヒドを含めシックハウスや化学物質過敏症を引き起こす原因となる物質については、医学や化学の分野、それに建築の分野の専門家が中心となり、ある水準以下の濃度にする必要があるとする指針値が定められました。その例として挙げます。
たとえばホルムアルデヒドの場合、縦横高さが1mの立方体の空気中に存在する量が0.0001グラム(100ug)の濃度以下にする必要があるとされました。そしてこれらの物質をなるべく使わずに加工した建材やエアコン、家具が一般に出回るようになりました。たとえば、ホルムアルデヒドに関しては、日本農林規格(JAS)では建材がホルムアルデヒドを放出する量によりFc0~Fc2の区分をつくり、Fc0が最も放出量が少ない材料として表示されるようになりました。このように、ホルムアルデヒド等の放出量が少ない材料が建材として使われると、部屋の中の空気の環境も次第に改善されることになりました。

 このように医師や科学者、それに建築の専門家が結束して対応した結果、建築の住宅でも以前に比べて有害の物質が少ない、よりいい室内空気質になってきました。これは大変すばらしいことだと思います。しかし、一方では新たな問題も発生してきました。

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