小型エアコンの取り扱いと修理

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2014年11月23日

小型エアコンの取り扱いと修理
 エアコンの普及率はめざましく、その需要はますます増加しています。家庭においては数室を冷暖房できるマルチ型が増えていますし、商店や事務所には必ずエアコンが設置されていて、いつも内部は快適な状態になっています。最近は大きなビルや学校でもエアコンによる冷暖房設備が整っていて気軽に運転できるようになっています。特に、ガスヒートポンプ型のエアコンが増加しています。したがって、エアコンを取り扱う工事業者の方々や、エアコンのサービスにかかわる方々も増えています。メーカー関係の方々はメーカーより技術資料をもらって勉強されていると思いますが、そういった方々も、またそうでもない方々も本書を参考にしていただき、りっぱな仕事をなされることを希望しております。
 本書を編集するにあたって留意した点は、以下にまとめられます。
・エアコンの取り付け方、サービスのしかたを分かりやすく説明した。
・シーケンスもわかりやすく解説した。
・空調を勉強しておられる方々にも参考になるように配慮した。

 本書を出版するに際し、東京製図専門学校の大隅和夫先生、都立赤羽技術専門校の須黒久夫先生、元(株)三洋キャリア開発の勝浦隆敏先生に多大な協力をいただきましたことに、熱く感謝の意を表します。また、参考とさせて頂いた出版物や資料提供先に対しましても心よりお礼申し上げます。
冷房・暖房・除湿
エアコンによる冷房
 エアコンという言葉は、誰でも知っている。エアコンは英語のエアコンディショナ(air conditioner)を略した言葉である。夏の暑い日に冷房のよく効いている喫茶店に入るとホッとするものである。エアコンの構造は、一体型の場合圧縮機(コンプレッサ)、凝縮器、キャピラリーチューブ、蒸発器、モーター、送風機がケーシングの中に収められていて、パイプの中をフロン冷媒が循環しているのである。
 それでは、このエアコンがどうして冷たい風を出しているのだろう・・・。今、問題になっているフロンガスを冷媒として使っているわけだが、大気中に漏れなければ大気は汚染されない。たとえば、R-22というフロンガスの蒸発温度をみてみるとフロンガスは非常に蒸発しやすい物質である。
圧力を下げると温度はさがる。エアコンが冷風を出す模様を説明する。

圧縮機・・・コンプレッサともいい、蒸発器(室内機)から出た冷たいガス(15℃)を圧縮して高温、圧縮のガス(80℃)にする。

凝縮器・・・コンデンサともいい、圧縮機で圧縮した高温のガスを空気(外気)で冷やすとフロンガスは凝縮(液化)して40℃の液となる。凝縮器は室外機の中にある。

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