容器や包装材削減を進めるためには?

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2016年8月17日

容器や包装材削減を進めるためには?

 スーパーで売られているトマトは、発泡トレイに乗せラップをかけて売られています。レジに行くと、他の品物と一緒にレジ袋に入れられます。

10分後、自宅につくとレジ袋はさっそくゴミになります。
1時間後、食事の支度をするときには発泡トレイとラップもゴミになります。
1世帯が1年間に受けるとるビニール袋、エアコン発泡トレイの枚数は、生鮮品だけでそれぞれ平均323枚、207枚というデータがあります。
店と家の間の10分、1時間だけのために、エネルギーや原料の石油が使われているわけです。
リサイクルに出せるとはいっても、リサイクルをするにもエネルギーは必要になります。

 こうしたレジ袋の削減は、おしゃれなマイバッグ、マイバッグ持参によるポイント付与、レジ袋の有料化などによって、だいぶ広まってきました。
また、カフェでコーヒーなどを買ったときに、紙やプラスチックのカップの代わりに、持参したカップ(マイカップ)に入れてもらうことや、お茶などを水筒(マイボトル)に入れて持ち歩く人も増えてきました。

 500ml、150円のペットボトルを1日1本買っているとすると、夏の3か月間だけでだいたい1万3500円かかります。
自宅で作ったお茶をマイボトルに入れて持ち歩くと、エアコンマイボトル代、茶葉代、水道代、ガス代などを入れても5000円程度。
約8500円が節約できることになります。
こうした金額をみると、やってみようかなという気にもなりますが、店でマイカップに入れて欲しいと言い出すのは、最初は少し勇気がいるようです。

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