安全で健康的であること
2014年10月1日
安全で健康的であること
燃焼機器を持つ設備について 暖冷房設備における燃焼機器は、立消え安全装置や振動に対する燃料遮断機構などを持つとともに、配管など周辺機器を含めて、その設置については十分安全に配慮する。燃焼機器を住戸または住棟1か所に集中させる住戸中央方式、住棟中央方式は火元を減らす、または火元を住戸から追い出すことのできるシステムである。
バルコニーに室外機を設置する際について室外機などをバルコニーに設置する場合は、二方向の非難の確保、子供の足がけ転落防止などに注意する。
防火区画を貫通する配管などが生じる際について防火区画を貫通する配管などは、関連法規を厳守し、延焼防止のための区画処理を適切に行う。
室内空気を汚染しないこと最近の住宅は、省エネ法が改正されたこともあり、高気密化・高断熱化がたいへん進んでいる。高気密化の傾向を図に示すが、その結果、換気不足などの問題が懸念されているところである。したがって、適切な換気が求められる一方で、暖房設備は燃料ガスを室内に排気しないなど、室内空気を汚染しない機器(ルームエアコンやFF式暖房器、温水式暖房設備、パネルヒータなど)での対応が重要である。当初、それらの機器を設置しない場合でも、FF式暖房機用スリーブや、暖冷房機用電気コンセント、温水コンセント(温水暖房用)など、後(あと)設置に対応できるようにしておくことが必要である。
快適で利便性に優れていることを
均一な温度分布であること温度分布は、建物の断熱・気密性能に負うところも大きいが、コールドドラフトや、顔が火照るのに足下が冷えるといった垂直方向温度分布の不均一または逆転が起こらないようにすることが重要である。また、暖房している居室と脱衣所・トイレなどとの温度差が大きいことに起因するヒートショックを防止する意味から、居室間または、居室と非居室間の温度差を小さくすることが望まれる。
表示が分かりやすくする操作が容易であることリモコンなどの操作盤は、近年、暖冷房機能に対する要求の多様化とICの普及により、小型化・多機能化している。しかし、高齢化社会に向けて、表示は大きく、見やすく、かつ操作しやすいことが必要である。
運転音が静かであること住宅における室内許容騒音レベルは、
30~40dB(A)以内とすることが一般的に求められるが、静かな立地の場合や寝室の近くでは、さらに低く求められることもある。ルームエアコンの室外機や室内にボイラを設置する際には、それらが臨戸・隣室への騒音減とならないよう、機器選定、機器配置、設置方法などに配慮する。
建築と融合していること暖冷房設備を設置する場合、機能面からの検討は言うまでもないが、建築とのかかわりを大切にする必要がある。たとえば、バルコニーや共用廊下にルームエアコン室外機や冷媒管・ドレン管を設置する際には、建築意匠を損なわないように配慮する。また、室内に設備機器を設置するには、家具配置や人の動線に配慮するとともに、ダクトや配管のための下がり天井がむやみに生じないようにする。はり(梁)をダクトや配管が貫通する場合には、位置・数などの面で建物の構造的強度を損なわないよう配慮する。











