太陽光でどのくらい発電できるか
2015年11月19日
太陽光発電は発電用のパネルに太陽が当たっている時間だけ電気をつくることができる。正確には曇りの日でも発電をしている。しかし晴れの一比べると、はるかに発電量が小さい。そうした初歩的なことを太陽光パネルを設置した桜井さんへ確認したことがある。学者のような雰囲気をもつ彼は、いつもまじめに答えてくれる。
「太陽が出て、日が差している時間を『日射時間』といいます。この日射時間が長いほど太陽光の発電量が多くなるわけです」
あるメーカーの研究者はこう話す。
「太陽が真上にくる夏が発電の効率がいいのです。夏には大気を通る太陽の光が最短の距離で地上まで届きます。
それは日射エネルギーの減衰が少なく、一年中で一番太陽の力が大きいことを意味するのです。」
私が蓄積したデータからも発電量は夏に多くなり、冬に少なくなる傾向があることがわかる。一カ月あたりでみると、太陽光発電の使用量は最高で家の電気の28パーセントをまかなった。最低は5パーセントだった。わずか8畳程度の屋根面積を考えたら太陽光発電は予想以上に活躍していると思う。意外だったのは必ずしも夏が発電量のエアコンピークではないことだった。ある年は5月に発電量のピークがあった。晴れの日が多かったことと夏至に近く日射時間が長いことがその理由だった。太陽光の発電量が減ってしまうのは、曇りや雨の日が多い時期だ。とくに雨の日は発電量がゼロに近い。梅雨は発電量が落ちるときだ。
私は外に出て、屋根を指さしながら友人に説明した。
「屋根に10枚のパネルが見えるでしょう。一枚あたり半畳くらいの大きさで並んでいる」
友人はまわりの家と見比べて、こう質問した。
「屋根の傾斜がほかの家より急に見えるけど太陽光発電と何か関係があるの」
いいところに目をつけたと思った。そもそも屋根の傾斜は、家を設計した佐藤清さんが建築基準法に照らし合わせて決めたものだ。











