土間の効用 続
2016年2月25日
本来、土間は土ににがりと水を混ぜて突き固めてつくる三和土。エアコン正しく工期が長くかかり、湿気もたまりやすいため、現代の住宅ではテラコッタタイルやモルタルなど、比較的熱容量の高い素材が使われます。
家の中なのに下足で歩ける土間は、現代の住宅でも面白い空間になります。
夏は、冷気を蓄えた涼しさが得られ、冬は、暖かさを蓄熱した安定した熱環境を作ってくれます。
京町家の知恵が生きた地下室
東京では、敷地が限られるため地下室を望む方が多くいます。敷地の有効利用の他に、知かはなかなか面白い空間です。
ドライエリア(から掘)を設ければ採光を確保でき、結露も防いで、風もとり入れることができます。
両端にドライエリアを設けた地下を持つ家を設計しました。両方のドライエリアの陽当たり具合による温度差で空気が動きます。
それはまるで京都の町屋の坪庭と裏庭の関係のようです。町屋の知恵を取り入れた地下室といえるかもしれません。
地下は周囲が土に埋もれているので、温度変動の少ない、冬暖かく、夏涼しい、年中安定した部屋となります。
エアコン真夏には地下の床下の冷えた空気を上階の床下ファンで突き込むと涼感が得られます。
地下に水回り(台所やトイレなど)を造らなければ、それほど割高にはなりません。
遮音も良く落ち着いた空間ができあがります。
ドライエリアによって通風と採光が確保された地下室。










