効用を適切にするためのルール

2016年6月25日

効用を適切にするためのルール

 省エネルギーを実現する「効用を適切にする」ことについて考えて見ましょう。「効用」とは、欲しい暖かさ・涼しさ・明るさ、欲しい量・大きさ、欲しいスピード、サービスなどです。「効用を適切にする」ための基本中の基本ルールは、「1、必要以上の効用を得ない」です。「過剰にしない」「過剰を求めない」とも言い換えられます。代表的なものは「温度」と「量」です。オフィスや家庭が暖かすぎないか、涼しすぎないか。商業施設や家庭でお湯やお水を必要以上に使っていないか。身の程をわきまえてむやみに不満を言わないこと「足るを知る」といいますが、効用の程度を考えることが省エネにおいては大切です。

 「2、必要ないときには使わない」「3、必要のない場所では使わない」は、無駄な効用をつくらないということです。誰もいない居室を暖めたり、明るくしたりする必要はありません。
オフィスの空調を照明は、社員の執務時間内についていれば十分です。
「効用を適切にする」ための基本ルールの最後は、「4、必要以上のもの・必要ない物を買わない」です。
現代の日本では、24時間営業のコンビニエンスストア、東京・大阪間が日帰り出張できる新幹線・飛行機・持ち運びに便利なペットボトル飲料など、会社システムとして、また商品として、高い効用が用意されています。機器についているさまざまな機能、エアコン便利なサービスが本当に必要なのか、もしかしたら過剰になっているのではないかと、改めて考えるときではないかと思います。
 「省エネルギーとは結局、何なのか?」の項
でも書きましたが、効用を少なくするとこが省エネルギーではありません。それではがまんをしいることになり、続けるのがむずかしくなります。場合によっては、以前よりもっと大きな効用を得ようとする「リバウンド」を起こしかねません。
要点ボックス
・過剰になりやすいのは「温度」「量」
・いらない場面でも「習慣で」使っていないか
・必要な効用は減らさない

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