加湿器の役割と方式

2014年6月9日

加湿器

加湿器の役割と方式
加湿器は冬場の乾燥を抑える役割があり、肌の乾燥や木製品のひび割れなどを制御する。住宅の気密性がアップするとともに、エアコンなどの電気暖房の普及で、加湿器の役割が強まっている。
加湿方式には主にスチームファン式(ヒートファン式)、長音派式、フィルター気化式、ハイブリッド式の4つがある。

スチームファン式の仕組みと特徴
タンクから供給された水を、ヒーターによって加熱した蒸発皿を通すことで水蒸気に変える方式。やかんでお湯を沸かすのに近いことから、スチームファン式と呼ばれる。
加熱ヒーターを利用しているため、消費電力は約200~500Wと大きい。
ヒーターの熱で水を蒸発させるために、水に含まれるミネラル分や鉄分、カルシウム分などのほか、雑菌やカビの胞子の発生も除去できる。水蒸気そのものは衛生的である。
加湿能力は機種により異なるが、約300~700ml/hというのが一般的である。
蒸発皿にはクリーニングフィルターが敷かれている。蒸発皿に水アカや不純物などがこびりつき、これによるヒーターからの熱伝導の低下を防ぐため、フィルターに水の中の不純物を付着させるようにするもの。クリーニングフィルターはこまめに交換する必要がある。エアコン

超音波式の仕組みと特徴
水槽内に置かれた振動子を約25kHzの超音波で発振させ、水面の水を数ミクロンの細かい粒(微細な水滴)にして、送風ファンで送り出す方式。
加熱しないで蒸気を発生させることができる。消費電力は、超音波振動子を起こすための発振回路と送風ファンモーターの駆動だけなので小電力。時間当たりの加湿用は大変多く、温度や湿度にも左右されず加湿できる。ただ、加熱による蒸発ではないので、水に含まれるカルシウム分やミネラル分がそのまま放出される。こまめな水槽内の水の交換を怠ると衛生面での問題も生じる。エアコン

フィルター気化式の仕組みと特徴
乾いた空気をぬれた加湿フィルター(気化フィルター)に通すことで湿った空気(加湿エアー)を放出する。洗濯物に風を当てると水分が気体になるのと同じ原理。ヒーターで加熱しないため、加湿エアーによるやけどの心配がない。フィルターやタンクのこまめな交換や清浄が必要である。
加湿フィルターには、吸水しやすい材料が使われ、毛細管現象によって水ためトレイの水を吸い上げる。フィルター気化式のエアーフィルターは、空気取入口に設置されており、室内のじんあいが気化フィルターに付着するのを防ぐ。
加湿用は部屋の温度と湿度に影響を受ける。

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