冷房使用を抑える
2015年10月26日
緑のカーテンをやってみよう
近年、夏になると「緑のカーテン」という言葉をテレビ、新聞などのマスメディアで聞いたり目にしたりする。
ゴーヤ、ヘチマ、ヒョウタンなどのつる性植物が建物の外側に茂らせたものを示している。日陰をつくって涼しくなり、エアコンの使用時間を減らす「省エネ対策」になるといわれている。
私がこの言葉を初めて耳にしたのは、2003年8月のことである。家づくりの参考にしようと、世田谷区が後援する「エコロジー住宅市民学校」に参加したときだった。
緑のカーテンを実践している板橋区の小学校で、参加者約20人を集めての学習会が開かれた。まずエコロジー住宅市民学校をコーディネートする甲斐徹郎さんから緑のカーテンがどうして涼しくなるのかの説明がされた。
「ゴーヤ、ヘチマなどの植物は葉の表面から水分を蒸発させています。これを「蒸散」といいます。水分が気体になるので、周りの熱を奪って涼しくなるのです。」
教室の窓の外側いっぱいに張られた園芸ネットには、ゴーヤ、ヘチマ、アサガオなどの葉が生い茂っていた。そのゴーヤの葉の一枚に、透明なビニール袋の内側に水滴がついた。思った以上に葉から水分が蒸発している。
甲斐さんは一つの実験を参加者に見せた。
「ここにすだれがかけてあります。すだれの向こう側には明かりをつけた電球があります。かりに電球が太陽だと思ってください。仮に電球が太陽だと思ってください。すだれ越しに熱が伝わってくる。すだれのそばで顔をそのままにしていると、頬がすこし熱くなってきた。
彼はつづけた。
「つぎに、すだれの表面に霧吹きスプレーで水をかけてみます。すだれを濡らすわけです。
すだれが濡れた状態はちょうどゴーヤの葉が水分をもっているのとおなじだと思ってください。」
いったんすだれから遠ざけた顔をエアコンふたたびすだれに近づけた。たしかに涼しい。私は思った以上に涼しいなあと声をあげていた。











