冷媒配管のしかた

2014年12月10日

冷媒配管のしかた
 空冷式セパレートエアコンは、室内機と室外機の取り付け後、冷媒配管を行わなくてはならない。その際、留意すべき冷媒配管の3原則(乾燥・清潔・気密)を以下に示す。

・配管内部に水分(水滴、結露)を入れない
・配管内部にゴミ、異物を入れない
・配管内部から冷媒ガスが漏れないようにする
また、配管内部への水分やゴミなどの侵入を防止する3つの対策を以下に示す。

     配管養成―フラッシング―真空乾燥

 配管の養成は、水分やゴミなどの侵入を防ぐ重要な作業である。そのもっとも確実な方法は、銅管の端をビニルテープでテーピングする方法がある。
 次に行うフラッシングとは、配管内のゴミなどを窒素ガスの圧力により除去する方法である。窒素ボンベを開けて、減圧弁を0.5Mpaまでハンドル作業で上げ、フラッシングする。
 最後に、真空ポンプで真空乾燥を行う。配管内部の水分(液体)を蒸気(気体)に変えて外部に放出し、配管を乾燥させる。

1気圧(760mmHg≒101,325kPa)では、水の沸点は100℃であるが、真空ポンプにより配管内の気圧を真空に近づけていくと沸点は下がる。この沸点を外気温度以下に下げれば、水は蒸発するという訳である。

フレア方式
 現地で銅管にフレア加工を行って冷媒配管することで、ろう付け作業が伴わないので容易に作業ができるが、3/4インチまでの配管にしか使用できない。

溶接配管
 溶接配管は、3/4インチより太い銅管の接続をするときにろう付けして接続をする。ろう付けの種類を示す。
 ろう付けをする場合には、配管内部に酸化皮膜が発生するのを防ぐため、必ず窒素ガスをとしながら行う。また、可燃性のある場所やフロンガスを充した部屋などでは作業を行わないようにする。
 胴と胴のろう付けの場合は、りん胴ろう(BCup1~5)を選定する。

<  一覧へ戻る