冷媒分岐多室型ルームエアコン方式
2014年11月10日
冷媒分岐多室型ルームエアコン方式
機器設置の検討事例については事例と同様な理由から、同一位置の設置とした。各機器の形態(壁掛け型など)も同様である。
冷媒分岐多室ルームエアコン方式は、バルコニーに設置した1台の室外機から、冷媒配管の主管2セットを[冷媒配管は液側・ガス側の2本で1セットとなる。]
外壁に設けられた冷媒貫通穴より室内側に引き回し、住戸内の廊下天井設置された冷媒分岐ユニットに接続され、冷媒分岐ユニットから各室に設置された暖冷房機器の室内機にそれぞれ冷媒配管に接続されている。したがって、前例の一般4室マルチ型室外機では外壁通関穴が4か所であったが、本方式では2か所(貫通穴径を大きく取れれば1か所でも可)でよい。
さらに、冷媒分岐多室型ルームエアコン方式は、住戸内をほぼ均一な温度に保てる空調方式であるとともに、各室の在室者の年齢や好みに応じた、それぞれの暖冷房の設定温度に設定できる個別制御が可能であることなどが特徴である。
換気については、台所では料理時のガスなどの排気、浴室、洗面室については入浴時の湿気(水蒸気)対策、トイレについては臭気などの解消に、それぞれ専用の換気扇と排気ダクトを設ける必要がある。
本システムは、居室空間の快適性(新鮮空気の導入など)を目的とし、全熱交換器を玄関天井に隠ぺい設置し、外気から取り入れた新鮮空気は室内機に吸い込まれ、暖冷房風とともに新鮮空気を各室へ送る構成となっている。
ダクト式セントラル方式
ダクト式セントラル方式の事例について述べる。この方式の暖冷房負荷計算については、前例と同じ考え方である。
24時間暖冷房・換気運転を目的とし、室内の空気環境を24時間、自動的にコントロールすることにより、新鮮外気の取入れと室内の汚れた空気の入れ替え時に全熱交換器を介することで、快適な温度と湿度を保つことにより暖冷房のエネルギーを外に逃がさない省エネルギーな方式であり、健康的で快適性を追求した方式である。
換気全般および全熱交換器などの詳細については、空気調和・衛生工学会編の「換気設備の設計」などを参照願いたい。











