冷却塔の取り扱い

2015年6月29日

 冷却塔は定期的な清掃をしなければなりません。
自然界の土壌や沼などに生息するレジオネラ菌は37~41℃程度が増殖に最適な水温とされていますが、エアコン冷却塔内はレジオネラ菌が増殖しやすい温度域に近いため、清掃を怠ると危険です。

 冷却塔は定期的清掃をしたうえで、レジオネラ菌の殺菌・増殖防止の意味で薬剤投与しますが、万が一に備えて空調の外気取入口や近隣住居の窓などから冷却塔を10m以上離す必要があります。

冷却塔の節位置は、風通しの良い屋上などが適していますが、ファンや散水音といった騒音があるので、近隣との十分な距離を確保できない場合は増音対策も必要です。
また、風向きなどにも十分な注意が必要です。
 その他の注意点としては、特に開放式冷却塔の場合、冷却水と外気が直接触れる構造になっているので、大気中の有害物質が冷却水に入りやすい状態にあります。
有害物質を取り込んだ上に冷却水が濃縮すると、冷却水の水質が悪化して冷却水管の中を腐食させたり詰まらせる原因にもなるので、定期的あるいは連続的に給水してエアコン冷却水をきれいに保たなければなりません。

レジオネラ菌
 レジオネラ菌に感染すると、高熱、吐き気、頭痛などが起こり、症状が進行すると、意識障害や呼吸困難など深刻な事態を引き起こします。
レジオネラ菌と水温の関係は下図のようになります。

レジオネラ菌と水温
0~20℃ 冬眠状態
20~45℃活発に活動
45~50℃増殖しない
50~60℃徐々に死滅
60~100℃死滅

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