冬の結露対策
2014年8月20日
冬の結露対策
結露が起こるとカビが生えたり木材が腐ったりするので、通気や断熱によってカビの発生や木材の腐敗を防いできました。
たとえば住宅では陽当たりが良い南側には窓があるため、衣類などを収納するタンスは北側の壁際に置かれることが多いと思います。カビは空気がよどみ、湿度が高いところを好んで発生するので、タンスの背後ある壁がカビだらけになることがあります。このようなカビの発生を抑えるため、壁とタンスの間を5㎝程度離して風が通るようにするなど、昔からの生活の知恵を使って冬の結露対策を行っています。
一方で、外の冷たさが部屋の壁に伝わらないようにして壁の温度があまり低くならないようにすれば、空気も冷たくならないので結露を防ぐことができます。そこで住宅の壁の中や外側に断熱材を使って結露を防ぐこともあります。
断熱材により壁については結露が少なくなってきましたが、壁に比べて窓ガラスや窓枠での結露はそれほど改善されていません。壁の場合には比較的簡単に断熱材を組み込むことができますが、壁に使っているような断熱材は透明ではないので、これを窓に使おうとすると窓の向こうが見えなくなってしまいます。そのため窓では壁とは違った方法で外の熱が窓の内側に伝わらないようにしています。たとえば1枚のガラスではなく、2枚のガラスを使い、その間に熱が伝わりにくいガスや空気を入れたり、魔法瓶のようにガラスとガラスの間を真空にしたりするものもあります。
最近ではこのようなガラスを使うことで窓ガラスでの結露も防ぐことができるようになってきましたが、普通のガラスに比べて高価なためそれほど普及しているとは言えません。また窓にはガラスを支える窓枠がありますが、近年、日本の住宅ではこの窓枠にアルミのサッシュがよく使われています。実はアルミは熱をよく伝える性質があるので、外の温度が低い場合にはアルミの窓枠に結露しやすくなります。最近では窓枠に熱を伝えにくい材料を挟み、熱が伝わりにくくするような工夫をしていますが、まだ一般には広まっていないようです。欧米では熱を伝えにくい木の窓枠やプラスチックの窓枠がよく使われており、これらによっても窓枠の結露が改善されると思います。ただし、プラスチックの窓枠で問題となる場合があります。たとえば、屋外にプラスチック製のバケツを長時間放置すると、色が変色したり、割れやすくなったりします。このようにプラスチックには紫外線によって耐久性が低下する場合があるので、プラスチックの窓枠を用いる際には注意が必要です。











