再熱除湿エアコンの中で空気はどのように流れているのですか
2014年9月29日
再熱除湿エアコンの中で空気はどのように流れているのですか
ルームエアコンの再熱除湿の場合、室内機に入ってきた空気は温度の低い熱交換器で冷やされて除湿された後、温度の高い熱交換器で温められて室内に吹き出されると説明しました。実は多くのルームエアコンでは再熱除湿の際、室内機に入ってきた空気の一部を冷やして除湿する一方、その他の空気を暖め、冷やした空気と暖めた空気を全部冷やして除湿した方がしっかり除湿できるように思いますが、そのためには電気もたくさん必要になりますこれに対して入ってきた空気の一部を冷やし、その他の空気を暖める場合には、冷やして除湿する空気の量が少なくなるので、必要な電気の量も少なくなります。なお、空気を暖めるにはもともと室外機から外に捨てられる熱を使っているので、空気を暖めるためのエネルギーはとくに必要なく、冷やすためのエネルギーのみが必要となります。
室内機に入ってきた空気すべてを冷やして除湿する方がよいか、一部を冷やした方がよいかは条件によって変わってきます。たとえば除湿運転を始めたばかりの時には取り除かなければならない空気中の水分の量が多いため、室内機に入ってきた空気の全部を冷やした方が早く除湿できます。一方、室内機の湿度が落ち着いてくると室内の空気から取り除かなければならない水の量が少なくなるため、室内機に入った空気の一部を冷やすだけで必要な量を除湿できるようになります。もしこのとき空気を全部冷やさなければならないということになると必要以上の電気を使うことになります。
空気を冷やしても、空気中の水分が水蒸気としていられなくなる温度まで冷やされなければ除湿できません。除湿ということで考えると、この温度まで冷やすためのエネルギーが無駄になります。除湿のために室内機に入ってきた空気をすべて冷やさなければならない場合、一部だけ冷やす場合に比べ、このエネルギーの無駄が大きくなります。そのため多くのルームエアコンでは、室内機に入ってきた空気の一部を冷やし、その他を暖めて吹き出しています。
なお、商品として売られているルームエアコンの多くは、室内機に入ってきた空気の半分ぐらいを冷やし、残りの半分くらいを暖めるように設計されているようです。










