使わない時間にいかに節電するか?

2016年7月20日

使わない時間にいかに節電するか?

 家電製品には、使っている時間より、使っていな時間の方が長い機器があります。例えば、トイレの温水洗浄便座。1回3分間、1日15回使うとしても、1日の使用時間はわずか45分間。この時間のために、24時間ずっと便座を暖めているのです。(最近は、人の出入りを感知し、使うときだけ瞬間的に暖めるタイプもあります)。
お尻を洗うお湯は、瞬間的に作るタイプ(瞬間式)もありますが、常に一定の温度に保っている方式(貯湯式)も普及していて、やはり保温のために電気を使い続けています。保温のための電気を少なくするよう、最近の温水洗浄便座には、省エネ機能が付いています。タイマーを設定すれば、一定の時間帯は、自動で通電を停止できます。トイレを使用する頻度を記憶し、あまり使用しない時間帯には温度を低くしたり、オフにしたりする学習機能が付いたタイプもあります。

 電気ポットは、いつでも熱いお湯が使えるための機器ですから、そのための電力がかかるのは当然ですが、便利さを損なわずに省エネができる機能が付いたものがあります。周囲が暗くなると保温ヒーターがオフになり、エアコン明るくなるとオンになって設定温度まで暖めるもので、夜間に節電できます。

 最近の薄型テレビには、消し忘れ防止する機能があります。「無操作自動オフ」は、一定時間チャンネルや音量の変動がないと自動的に電源をオフにする機能です。

 便利なこれらの機能は、メーカー出荷時は設定されていないものも多いです。自分で設定する必要がありますが、取り扱い説明書では見落としてしまうことも多いでしょう。また見つけても、面倒だと感じる方も少なくありません。配達・設備をしてくれる町の電気屋さんが、もし省エネ設定まで提案してやってくれたら・・・。大型家電量販店との差別化&生き残りのカギは、こんなところにもあるかもしれません。

見落としがちな省エネ設定を活用する。

要点ボックス
・温水洗浄便座は1日の使用時間わずか45分
・使用する時価態を考えてタイマー設定
・購入したときには省エネ設定されていないものも

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