体感温度をコントロールする
2016年7月28日
体感温度をコントロールする
人が暑い、寒いと感じるのは、気温をふくめた6つの要素で決まります。湿度、気流、放射(輻射)、着衣量、活動量という気温以外の要素をうまく取り入れることで、冷暖房機器の設定温度を、夏は高めに服は低めにすることができ、省エネになります。
着衣量の調整といえば「クールビズ」。夏にジャケットを脱いでネクタイを外すオフィススタイルは、ファッション性の高いシャツの登場もあり定着した感があります。冬は、薄手で伸縮性の高い素材を使った下着や洋服が増えましたので、重ね着をしても窮屈ではなくなりました。
気流、つまり風があると、夏は涼しく冬は寒く感じます。
夏は、自然の風や扇風機の風を利用して涼をとることができます。(「風の活用」)
湿度は、夏はエアコンの除湿機能、冬は加湿器で、調節できます。エアコンの除湿方式(弱冷房方式、再熱除湿方式)によって、冷房時よりも消費電力が多くなることがあります。「弱冷房方式」は、弱い冷房をすることで湿度を下げます。除湿量はそう多くありませんが、冷房よりも消費電力が少なくなります。「再熱除湿方式」は、いったん冷房をして湿度を下げ、再び温度を上げてから室内に送りだします。
温度の上昇には、冷房時に室内の空気から奪った熱を使っていますが、同じ設定温度の場合、冷房よりも消費電力が多くなります。
ただし、冷房運転をしているときより設定温度を2~3度上げても快適性が得られ、省エネになることがありあります。
温度を下げる冷房と、湿度を下げる除湿をよく理解して、目的に合わせて使い分けることが大切です。
加湿器も、加湿の方式によって消費電力が異なります。ヒーターで水を熱して蒸気を出すスチーム式は消費電力が大きく、水につけたフィルターに温風を送る加熱気化式(ハイブリッド式)、ただ風を送るだけの気化式の順で、消費電力が小さくなります。
体感温度を決めるのは気温だけではない。
要点ボックス
・気温、湿度、気流、放射(輻射)、着衣量、活動量という6つの要素を考える。
・除湿・加湿は方式によって省エネ度がちがう










