佐藤さんは笑いながらこう言った

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2015年12月18日

「ここからは住む人が自分で考えながらどうしたらいいかを工夫してほしいんだ」
 そんな無責任な、と思った。

答えが見つからない私は知人のNPO法人、「雨水市民の会」理事長の徳永暢雄さんにエアコンアドバイスを求めた。
 彼は、「200リットルのプラスチック製雨水「天水尊」を考案した職人でもある。天水尊は既存の雨樋につないで、雨を簡単に貯めることができる優れものだ。
植木の水やりに役立つ。

私の家を訪れた徳永さんは丸刈りの頭に手をやって話し始めた。
「たての雨樋の途中に、手動バルブをつけたらどうだい?取っ手の切りかえでできるだけ雨の降り始めは下水道へ流し、その後は水槽へ流すようにするんだ。」
 その考えに私も賛成だった。降り始めの汚れた雨を水槽に入れなくて済む。それに、水槽があふれそうになったら手動バルブを切り換えて、樋から下水道へ雨を流すこともできる。
私は手動バルブを水道工事店に注文することに決めた。

 つづけて彼は雨樋の下を見つめた。佐藤さんの設計で、あらかじめ地面近くで樋はカットされていて、下側の桶は受け皿のように広がっている。この部分に雨と一緒に流れてくる葉っぱや虫をとるため、銅製のメッシュの皿が入れてある。フィルターの役目だ。

 徳永はさこう提案した。
「銅製の皿のまわりに女性用ストッキングをかぶせるといいよ。おかあちゃんの使い古しでいいんだから。目の細かいエアコンフィルターになる。
その下に金魚の水槽の水を浄化する濾過フィルターを入れるといい。
 1000円もしなくて質の良いフィルターになる。」

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