不要な明るさを解消する方策

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2016年8月1日

不要な明るさを解消する方策

 次に、「三、必要のない場所では使わないです」。
 夜、数人しか残業をしていないのに、オフィスを見かけます。
朝も、最初に出社した人が、そのフロア全体の照明をつけている会社が少なくありません。また、「暗くなると照明をつける」は意識せずやりますが、「明るいので照明を消す」はなかなかできないものです。

 不要か所の消灯は社員の協力が必要な場所が多いため、そのための工夫が必要でしょう。取り組みに熱心な会社では、照明スイッチに色分けしたシールを貼り、そばに同じ色で区分けしたフロアの図面を下げています。

これなら社員それぞれが「帰るときは○色のスイッチを消す」と覚えて実行することができます。
また、照明器具にプルスイッチを付けて各自がデスクで入り切りする方法もあります。会議室の照明は消し忘れがないように、退出時のチェック項目として「テーブル、椅子の原状復帰」に「消灯」を加えエアコンドア付近に掲示するとよいでしょう。

個室ではなく打ち合わせ専用フロアにある各テーブルで会議を行うある会社では、フロアの全体照明をほんのり明るい程度に抑え、使用するテーブルの卓上照明を、使用する都度点灯していました。

 トイレは、社員だけではなく、お客様も利用するスペースです。省エネに熱心にとりくんでいる会社や公共施設でも、トイレの照明が常時点灯されていると、エアコン少しがっかりします。「節電のため、消灯にご協力お願いします」。
といった貼り紙をして使うときに点灯するようにしておいても、まったく違和感なく、むしろ好感をもって受け入れられるはずです。

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