ルームエアコン 除霜・除湿運転

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2014年4月2日

暖房時の除霜(じょそう)運転
室外の外気温が5℃まで低下すると、室外機の熱交換器機の蒸発温度が0℃以下になり、空気中の水蒸気が熱交換器機に霜となって付着する。この霜が増えると、熱交換器機に風が通らなくなり、室外の熱を吸熱できず暖房能力が低下する原因となる。

付着した霜を取り除くために、暖房時に除霜運転を行う必要がある。除霜中は室内ファンを停止させる方法が広く採用されている。除霜運転では、一定時間だけ冷媒の流れを暖房運転から冷房運転に切り換え、圧縮機からの高温の気体冷媒を熱交換器機に送って霜を溶かす方法が一般的である。

このとき、溶けた霜は水になり室外機から水が落ちるので、設置場所や設置方法によっては室外機にもトレンホースを取り付けた方がいい。

また、暖房運転を継続したまま、コンプレッサーからの高温冷媒の一部を室外機の熱交換器機に流し除霜する方式もある。
※JIS(日本工業規格)が定めている低温暖房能力は室内温度20℃、外気温度2℃において、除霜、暖房のサイクルを3サイクル測定し、その間の暖房能力を平均化したもの。一般機種よりもインバーター機種の方が大きな値になる。

除湿運転の方式
除湿運転とは室温をできるだけ変えずに、湿気のみを取り除く運転のこと。
冷暖房運転時、室内機の熱交換器機を空気が通る時に吸熱が行われるが、同時に空気中に含まれている水分も凝縮されて水になる。これがドレンパンに落ちて、ドレンホースを通じ室外に排出され、室内の空気が除湿される。この原理を応用して室内の湿気を取っていくのが除湿運転である。

以前は能力を抑えた冷房運転を行って除湿していたが、除湿(ドライ)運転は主に梅雨時など、それほど湿気が高くない時期に行われる。そのため、室内気温を下げずに除湿できるように以下の方式が採用されている。

マイコン制御による除湿運転
基本的には冷房と同じ運転を行うが、マイコンの制御によって冷房機能を抑え、かつ室内機のクロスフローファンの風量をできるだけ小さくする。この方式では外気湿度などの条件によるが、室内温度は若干下がり気味になる。

ヒーターを使用した除湿運転
冷房運転を行って熱交換器機で冷却・除湿された空気に対し、ヒーターによって加熱し、湿度を上げてから送りだす方式。この方式は「本格ドライ運転」と呼ばれ、室内を冷やさずに除湿できるが、ヒーター通電によって消費電力が上がってしまうデメリットがある。

再熱方式による除湿運転
室内の熱交換器を除湿運転時は電磁弁によって冷媒の流れを制御する方式。湿った空気を冷却器が除湿し、冷えた空気を再熱器が温めるので、室温を下げずに除湿できる。ヒーターを搭載せず、室外機から出される排熱を再熱器が利用して暖めるので消費電力が小さくなるのもメリット。現在は再熱方式が多くの省エネ主力機種で採用されている。8fe8d11ccd61871f8204d612a1c79911_s

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