マルチユニット方式
2015年5月17日
部分空調、個別制御ができ、制御の良さ、選種選択や接地の自由度が高いことなどから、中層規模の事務所ビルマンションなどさまざまな建物で採用され、近年では機器の性質も向上し、大規模なビルでも採用されるようになってきています。
ただし、マルチユニット方式は単独では換気機能を有していないので、別途、外気用空調機や全熱交換器などによる換気システムを導入する必要があります。
マルチユニット方式などのヒートポンプは空気の熱を利用した空気熱源ヒートポンプと、水の熱を利用した水源熱ヒートポンプに分けられます。
空気熱源ヒートポンプとは、夏は室内の熱を汲み取り室外に放出するとこで冷房を行い、冬は室外の熱をくみ取って室内に温風を送って暖房を行います。
一般的に最も多く採用されるヒートポンプで、一般住宅で見られるルームエアコンもこのタイプです。
水熱源ヒートポンプでは地下水、河川水、海水、あるいは専用の冷却水槽などから熱をくみ取って冷暖房を行います。水源熱ヒートポンプの長所は、冬の暖房時には空気よりも水の方が温度は高く、安定した熱源となることなどから、空気熱源と比較して談合効率が良く、省エネ運転が可能となる点です。
ただし、熱源となる冷却水の維持管理に手間がかかり、設備投資としても高くなるなどから、一般的には空気熱源ヒートポンプを採用する例が多く、水熱源ヒートポンプは大規模な建物や地下街などで採用される例が多く、水熱源ヒートポンプによるマルチユニット方式の構造を示します。
室内機の種類
マルチユニットの室内機にはさまざまなものがあり、用途や設備条件などに合わせて天井カセット型、天井ビルトイン型、天井吊り型、天井吊り型厨房用、壁掛け型などから選択できます。なお、天井から吹き出すタイプの室内機については、室内機側のファンによって冷温風を送られる距離に限界があるので、一般に天井高さが4m以上あるような場合は不向きといえます。










