ポンプの選定

2014年12月15日

ポンプの選定
 ポンプの大きさを決めるときは、次の二つが分かればポンプの選定図表より大きさを決めることができる。
 冷却水量・・・Q〔ℓ/min〕
 全揚程・・・H〔m〕
 水量と揚程から、ポンプメーカーの技術資料により、使用に合ったものを選定する。また、用途によりいろいろな種類のポンプがあるので特性に合ったものを選ぶようにする。

例題
3トンの冷水式エアコンに用いる冷却水ポンプを系統図を見て決めよ。
〈設計〉1トンのエアコン=3.86kW
・必要冷却水量=13ℓ/min・トン    Q=3×13=39ℓ/min
・全揚程=エアコンの抵抗〈m〉+配管抵抗〈m〉+実揚程〈m〉+墳霧圧力〈m〉
ここで 
   エアコンの抵抗・・・・・・2m(メーカーに聞く)
   配管抵抗〈m〉={(2L)×(1+k)}50mmAq/m
   L:管長
   k:係数(1)
配管は曲がっており、弁、その他の継手を有するので局部抵抗をみなければならない。小設備ではk=1として計算する。
 配管抵抗={(2×10)×(1+1)}50mmAq/m
     =2000mmAq
     =2m
実揚程・・・クーリングタワーの出口管と入口管の高低差のことで、ここでは1mとする。
墳霧圧力・・・クーリングタワーで上部より散水する圧力は0.05Mpaであるから5mである。
H=2m+2m+1m+5m=10m
選定図から、冷却水ポンプの機種は25SCD・25となる。

ポンプ取り扱い上の注意点
 ・ポンプの性能が十分に発揮でき、メンテナンスのしやすい所に取り付ける。
 ・ポンプが振動しないように固定する
 ・吸収側と吐出し側に弁を設ける。
 ・横走管勾配1/200にとり、配管内の空気がクーリングタワーに抜けるようにする。
 ・エアコンを長時間停止するときは冷却水を排水でできるようにドレン管を設ける。
  ・ポンプの吸込み損失水頭は6m以下にとる。
 ・バイパス弁で流量を調節する。

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